エクアドル代表の一員としてワールドカップにも出場したDFネイセル・レアスコ ( リーガ・デ・キト ) が7月20日、サンパウロに到着した。リーガ・デ・キトのリベルタドーレス敗退により、レアスコのサンパウロ入りの時期が早まったため、今週移籍することになった。

　ネイセル・レアスコは、1977年生まれで今月23日に29回目の誕生日を迎える。170cmと小柄だがその分スピードに溢れ、最終ラインからの積極的な攻撃参加が売りの典型的なサイドバックだ。先のワールドカップではDFウリセス・デ・ラ・クルスが右サイドバックを担当していたため左サイドにまわっていたが、レアスコの本職は右サイド。移籍後のサンパウロでは右サイドで使ってもらえることを条件に移籍を承諾したとの噂もある。

　レアスコのプレイスタイルは非常に攻撃的でDFシシーニョ ( レアル・マドリー / ブラジル代表 ) を彷彿とさせるものがある。昨年末にシシーニョを失い、彼の代役を探していたサンパウロにとっては、レアスコの加入は非常に大きな意味をもっている。

　レアスコはすでにエクアドル国内でブラジルでの就労ビザを取得しており、リーガ・デ・キトのリベルタドーレス敗退からわずか２日でのスピード移籍となった。CBF は、レアスコのサンパウロでの出場を8月3日以降と取り決めたそうで、レアスコのブラジレイロンデビューは８月からの予定になっている。