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FIFA Copa do Mundo 2006 〜 ワールドカップ2006 ドイツ大会 〜

ペレ「"マジコ"を見せたのはジダン」

 言わずと知れたサッカーの王様ことペレ ( 元ブラジル代表 ) が、ブラジル代表のフランス戦敗退後にドイツのテレビ「チャンネルZDF」に出演。同番組の中で今大会のセレソンについて語った。

 ブラジルがフランスに 0-1 で破れたことについて、ペレは「私はブラジルの優勝を予想していたし、そうなると信じていた。それだけにブラジルの敗退は残念だ」と述べ、多くのブラジル国民同様の失望を感じていることを表現した。
 その上でペレは、独自の見解でフランス戦を冷静に分析し以下のように語った。「序盤はセレソンがうまく試合に入れていたように見えた。だからセレソンが試合の主導権を握ると思いながら見ていたんだが、時間の経過とともに形勢が逆転してしまった。パヘイラがアドリアーノをスタメンで起用しなかった理由は私にもわからないが、アドリアーノの不在で"カルテット・マジコ"が成立せず、チームは機能していなかったように思う。むしろフランスのほうが"マジコ (魔法)"のようなサッカーを見せていた。セレソンは負けるべくして負けたね。そう、ジネディーヌ・ジダンの魔法によって」

 また、ペレは同試合での失点のシーンについても言及。「あの場面で相手をマークできていたのは、たったの3人だった。ほかの選手は皆ボールウォッチャーになっていたね。選手同士で連携がとれていなかったのかな?イレブン全員がもっと集中できていればあの失点はなかったかもしれない」と述べた。

2006年7月3日
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