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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

コリンチャンスに大打撃! ニウマールが今季絶望。
ニウマール、右膝十時靱帯断裂で全治6ヶ月との診断結果が出る

 現在ブラジレイロンで降格圏内に低迷しているコリンチャンスに衝撃が走った。テベスと並ぶチームの主軸FWニウマールが右膝の十時靱帯を断裂していたことが診断の結果明らかになった。完治までには6ヶ月かかるとみられており、今年中の復帰は絶望的になった。

 ニウマールは、2004年にインテルナシオナウで活躍し、その年の夏にはリヨン ( フランス ) に移籍した。リヨンではスーパーサブとして使われることが多かったが、昨年期限付き移籍でコリンチャンスに加入するや否や才能を存分に発揮。今年のサンパウロ州選手権では堂々の得点王に輝いた。予想以上の活躍を受け、MSI はニウマールの契約を期限付き移籍から完全移籍に変更すべくリヨンと密に交渉を行い、つい最近ニウマールの完全移籍を実現させたばかりだった。

 ニウマールは先日行われたパウメイラスとのクラシコでDFダニエウと接触した際に右膝をひねり転倒。担架でピッチ外に運び出される姿には、ただの負傷ではなく重大な故障であることを予感させる何かがあった。そして診断の結果、不幸にもその予感は現実のものとなってしまった。

 チームの得点源の戦線離脱に、同僚たちもショックを隠せない。目の負傷から最近戦列に戻ったばかりでニウマールと仲の良いMFカルロス・アウベルトは「ニウマールの診断結果を聞いてものすごくショックだった…。彼のような素晴らしいアタッカンチがいなくなるのはチームにとっても痛いけど、ぼく自身にとっても彼と一緒にプレイできないのは辛いこと。一日も早くニウマールのけがが治ることを心から願っているし、そのためにぼくにできることは何でもしたいと思う」と、その辛さを表現している。

 ニウマールの離脱により、コリンチャンスはさらなる苦境に立たされた。テベス、ハファエウ・モウラ、ハファエウ・アカイの3人だけでは今年のブラジレイロンを乗り切れない。おそらく、 MSI は新たなフォワード探しを始めることだろう。
 コリンチャンスの憂鬱は続く。

 写真; 診断結果は最悪。口を真一文字に締めて苦悩の気持ちを押し殺すFWニウマール ( コリンチャンス ) 。

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