ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

MSI もヒカルド・オリベイラに興味

 レアル・ベティス ( スペイン ) からFWヒカルド・オリベイラの完全移籍の打診をしているサンパウロに続いて、コリンチャンスのメインスポンサー MSI も同選手の獲得に向けて動き始めた。

 fichajes.com が配信した情報によれば、MSI はヒカルド・オリベイラ獲得のために約1,000万ユーロをベティスに提示したという。カルロス・テベスに欧州移籍の噂が絶えず、前線の駒不足にあえぐコリンチャンスにとって、決定力のあるヒカルド・オリベイラの存在は見逃せないようだ。

 また、一方ではバルセロナ ( スペイン ) もFWヘンリク・ラーション ( スペイン代表 ) の後釜としてヒカルド・オリベイラを欲しているらしい。バルセロナがベティスに提示している額は、約1,600万ユーロと言われており、金銭面だけで言えば、バルセロナのほうがコリンチャンスよりも優位であると言えるだろう。

 しかし、実は上記2者の提示した額は、いずれもベティスの要求を満たしていない。ベティスは、ヒカルド・オリベイラの放出に 3,000万ユーロを要求してるのだという。昨年10月の大けがさえなければ、レンタルで出されることなくベティスにいたであろうFWヒカルド・オリベイラ。負傷が癒えブラジル全国選手権で復活を遂げた今、ベティスとしては8月に始まるリーガ・エスパニョーラの攻撃の軸としてヒカルド・オリベイラを連れ戻そうと躍起になっているところなのだ。現在、ベティスはサンパウロへの完全移籍の提案にも難色を示している。

 MSI が提示した1,000万ユーロという額は、リヨンがFWニウマールをコリンチャンスに完全譲渡した額と同じ。MSI としてはこれが上限と考えているようだが、ヒカルド・オリベイラにニウマール以上の価値を見ているベティスは、1,000万ユーロで同選手を放出する考えなどは毛頭ないようだ。
 MSI がヒカルド・オリベイラを獲得できる可能性は、今のところ低い。

2006年6月24日
ブログサイトマップ