Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 安全性強化を急ぐモルンビーサンパウロのホームスタジアムで国際試合でもセレソンがしばしば利用する巨大スタジアム「モルンビー」。このスタジアムについて、サンパウロ市庁舎から使用禁止令が出された。 サンパウロ市が使用禁止令を出したのは、ワールドカップ開幕前に行われたブラジル全国選手権の「サンパウロ×コリンチャンス」のクラシコで乱闘騒ぎがあったことに端を発する。この件でモルンビーに多額の罰金を課したサンパウロは、相反するクラブのサポーター同士が接触することのないよう、観客席の補修・補強を指示していた。しかし、現時点でも安全性が強化されていないため、市が思いきって使用禁止令を決断したという。 同指令が解除されないと困るのはサンパウロだ。サンパウロはブラジル全国選手権だけでなく、リベルタドーレスでもモルンビーを使用。準々決勝 2nd.Leg ではエストゥディアンテス ( アルゼンチン ) を迎え入れる予定もある。1st.Legを 0-1 で落としているサンパウロ。急なスタジアムの変更を余儀なくされると、劣勢に拍車がかかり、リベルタドーレスの勝ち上がりが厳しくなる。 再開されるリベルタドーレスに照準を合わせて、モルンビーは安全性の強化を急いでいる。 2006年6月30日
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