サンパウロで守備の主力として活躍中のDFディエーゴ・ルガーノ ( ウルグアイ代表 ) にスペイン行きの噂があがっている。アトレティコ・マドリーがこのシーズンオフに計画している選手補強の候補リストの中に、ルガーノの名前があるからだ。

　ルガーノは、1980年11月生まれの25歳。188cmの長身を生かし空中戦に強い典型的なセンターバックである。ウルグアイ国内でプレイしていた当時にサンパウロのスカウトマンの目に留まり、サンパウロへと移籍したルガーノ。当初は気性の荒さからラフプレイの多いところもあったが、最近では心身ともに安定してきた。

　アトレティコ・マドリーのミゲル・アンヘル・ジル強化部長は「サンパウロでのプレイを見て興味をもった。彼なら即戦力になるはず」と獲得に向けて前向きだ。だが、ルガーノを狙うクラブはアトレティコ・マドリーだけではない。ミランやレアル・マドリーなど複数のビッグクラブもルガーノの獲得を考えているという報道もある。
　ルガーノは母国語のスペイン語だけでなく、イタリア語も話せるため、スペイン、イタリアのどちらへ移籍しても環境の変化には対応できる。今後、ルガーノ争奪戦は激化すると思われる。