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Copa do Brasil 2006 〜コッパ・ド・ブラジル〜

フラメンゴ、リベルタドーレス出場権を獲得

 コッパ・ド・ブラジルで二度目の優勝を飾ったリオ・デ・ジャネイロ州の名門フラメンゴが、コッパ・リベルタドーレスの出場権を獲得した。フラメンゴのリベルタドーレス出場は、来年でクラブ史上8度目となる。

 フラメンゴが初めてリベルタドーレスに出場したのは1981年。MFジーコ ( 元ブラジル代表 / 元日本代表監督 ) を擁した当時のフラメンゴはブラジル全国選手権でも常に上位に位置した強豪で、以後4年連続でリベルタドーレス出場を果たした。うち2回で優勝し、その年のトヨタカップにも出場している。
 1984年大会の決勝トーナメントでグレーミオに敗れて以降しばらくリベルタドーレスの舞台から遠ざかっていたが、1990年にコッパ・ド・ブラジルで優勝すると1991年に再びリベルタドーレスの舞台に帰ってきた。だが、この年は準々決勝でFWガブリエル・バティストゥータを擁したボカ・ジュニオールス ( アルゼンチン ) を相手に勝てず、姿を消した。
 1992年のブラジル全国選手権で優勝したフラメンゴは、1993年に再度リベルタドーレスに出場。しかし、ここでも準々決勝でFWライー、MFレオナルド、DFカフー、MFジュニーニョ・パウリスタら名手を揃えたサンパウロの前に敗退を余儀なくされた。
 フラメンゴが過去に出場した最後の大会は2003年。しかし、この頃には選手の欧州放出に悩んでいたこともあって戦力がまともに整えられず、思うような結果を残せてはいない。

 そして2007年。グループリーグからの参加となるフラメンゴは、5年の時を経てリベルタドーレスの舞台に戻ってくる。しかし2004年から毎年ブラジレイロンで降格争いを演じているのが今のフラメンゴ。過去に出場した頃のような強さはなく、若手主体のチームになっている。
 放映権料や各種賞金などで財政面が多少は潤うが、それらのお金をチーム強化のために費やせば戦力アップが見込めないこともない。来たる半年後の本番に備えてどのようなプロジェクトを組み、臨むのか。すべては、マルシオ・ブラーガ会長の手腕に委ねられる。出場する以上は強いフラメンゴを見せてほしいものだ。

2006年7月26日
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