ブラジル全国選手権で上位につけ、リベルタドーレスでも勝ち残っているインテルナシオナウ。そこでボランチとして活躍しているMFチンガに、ボルシア・ドルトムントのMFデデーが密にコンタクトをとっている。チンガをドルトムントに加入させるのが、デデーの狙いであるようだ。

　デデーは、2002年のシーズン途中までアトレチコ・ミネイロでプレイしたのちボルシア・ドルトムントへ移籍。以後４年間ドルトムントで活躍している。そのボルシア・ドルトムントはMFトマシュ・ロシツキー ( チェコ代表 ) を放出し、中盤が手薄になっている。それを心配したクラブの首脳陣がポテンシャルの高い選手をブラジルから呼び寄せようと考え、デデーに交渉を依頼したのだそうな。

　デデーが声をかけているのは、インテルナシオナウで活躍中のMFチンガ。そして、セレソンにも名を連ねたMFミネイロの２人。中でもチンガについては高く評価している。「チンガならドルトムントのスタイルにも合っていると思う」とデデー。
　クラブ間での交渉が始まれば、おそらく300万ユーロ前後で話が進むと思われている。インテルナシオナウのアベウ・ブラーガ監督は、リベルタドーレスの終了まではチンガを手放さないと話しており、移籍が実現するとしても８月中旬以降のことになりそうだ。