サンパウロ州の名門コリンチャンスが、元ブラジル代表候補のFWグラフィッチ ( ル・マン ) について調査を始めたそうだ。獲得に向けて動くのかどうかが注目されている。

　グラフィッチは、2004年のブラジル全国選手権でサンパウロの主力として活躍。2005年の上半期は負傷で棒に振った時期もあったが、リベルタドーレスの決勝には顔を出して優勝に貢献。同年12月のFIFA世界クラブ選手権にも出場した。2006年の今年はMF松井大輔も所属するフランスのル・マンでプレイしている。

　そんなグラフィッチにコリンチャンスが興味を示したのは、エースのFWニウマールが靱帯断裂の大怪我により今シーズンを棒に振ることになったからだ。ニウマールの穴を埋められるアタッカンチを探しているコリンチャンスにとって、サンパウロで安定した活躍をみせていたグラフィッチの存在は気になっていたようだ。

　ラジオ・グローボのニュースでは、MSI が近くグラフィッチを視察すべくフランスに飛ぶとも報じられている。交渉が始まれば、同選手の所有権を持つサンパウロとの接触が見られる模様だ。