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FIFA Copa do Mundo 2006 〜 ワールドカップ2006 ドイツ大会 〜

CBFとサントスのルシェンブルゴ問題

 ブラジルの次期代表監督候補に名前が挙がっているバンデルレイ・ルシェンブルゴ。彼を巡って、CBF ( ブラジルサッカー連盟 ) とサントスとの間で静かなバトルが繰り広げられている。

 バンデルレイ・ルシェンブルゴは、1998年からブラジル代表監督を務めた過去をもつが、このときは代表選手らとウマが合わず2年間で監督の座を退いている。代表監督としての評価は決して高くない同氏が再び代表監督候補に挙がったのは、クルゼイロやサントスなど国内リーグでクラブチームを優勝に導いた手腕が高く評価されているからであろう。

 ルシェンブルゴの代理人であるアウビネグロ・プライアーノ氏によれば、CBFから電話があったらしく、そこでサントスとの契約内容に関する質問を受けたとのこと。その後、CBF はマルセーロ・テイシェイラ会長 ( サントス ) を呼び出して、ルシェンブルゴ監督の去就について話し合いの場をもったようだ。一部報道によれば、その話し合いの場にはペレ氏も同席していたらしい。

 会合を終えたマルセーロ・テイシェイラ会長は報道陣の取材に応じた。
 「ルシェンブルゴとの契約は2007年12月まである。この契約を破棄する場合、我々は CBF に約600万ヘアウ ( 日本円で約円 ) を要求するだろう。我々としてはルシェンブルゴにはサントスに残ってもらいたいと考えている。CBFとは今後も何度か話し合っていくことになるが、ルシェンブルゴ本人の意見も尊重したいと思っている」。

 ただ、サントスとしてはルシェンブルゴ就任以後チームが復活していることから、同監督を安易にセレソンに差し出すとは考えにくい。CBFとサントスとの話し合いは一筋縄ではいかないと思われている。

2006年7月2日
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