リベルターのボバディージャ、ボカ・ジュニオールスへ移籍

　アルゼンチンの強豪ボカ・ジュニオールスが、リベルター ( パラグアイ ) からGKアルド・ボバディージャを獲得した。ヘタフェに売り払ったGKロベルト・アボンダンシエーリの後釜としての補強で、ボカの首脳陣はボバディージャに大きな期待を寄せている。

　192cmの長身GKアルド・ボバディージャは、リベルターの守護神として今年のリベルタドーレスに出場。ファインセーブを連発するなど安定したフィールディングを披露していた。リベルタドーレスでの活躍が認められ、パラグアイ代表にも選出。先のワールドカップではグループリーグ初戦で負傷退場したGKフスト・ビージャルに代わってピッチに立ち、アニーバル・ルイス監督の期待に応える活躍をしてみせた。ワールドカップでのボバディージャの安定したプレイぶりがボカのスカウトマンの目に留まり、今回の移籍に至った。

　ボバディージャが所属するリベルターは現在リベルタドーレスで勝ち残っているため、リベルターが同選手を手放すのはリベルタドーレスでの戦いが終了した後になるらしく、ボカへの加入はそれ以降になる模様だ。なお、ボカはボバディージャ獲得のために、リベルターに約120万ドル ( 日本円で約円 ) を支払ったと報じられている。

　アボンダンシエーリを手放したばかりだったボカのマウリシオ・マクリ会長は「アボンダンシエーリに代わる人材の獲得が急務だったが、ボバディージャという素晴らしいキーパーを獲得できてほっとしているところだ。彼は有能なキーパーでその実力はワールドカップでもリベルタドーレスでも証明済みだ。アボンダンシエーリに負けない活躍をしてくれると期待している」と述べた。
　ボバディージャの、ボカでの挑戦はリベルタドーレスのリーベル・プレート戦の終了後になるが、アルゼンチンでもきっと活躍してくれるに違いない。

　写真；　ボカに加入することになったGKアルド・ボバディージャ ( リベルター ) 。