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Seleccion de Argentina 〜アルゼンチン代表〜

アルゼンチン代表監督選びも大詰め。AFA は大忙し。
アルゼンチン代表の次期監督選考、7月30日にも決着か

 アルゼンチン代表の次期監督探しに集中していた AFA ( アルゼンチンサッカー協会 ) に動きが見られた。AFAのフリオ・グロンドーナ会長が、ボカ・ジュニオールスのアルフィオ・バシーレ監督と直に会談を開くことを明言。予定も7月30日に決まった。早ければ週明けにもアルゼンチン代表の次期監督が決まりそうだ。

 先のワールドカップでの敗退を以てホセ・ペッケルマン監督が辞任を表明して以降、AFA はペッケルマンの残留も含めて次期監督の人選に大忙しだった。当初、候補にあがっていたのは元ボカ・ジュニオールス監督のカルロス・ビアンチ氏、そして言わずと知れたアルゼンチンの英雄ディエーゴ・アルマンド・マラドーナ氏の2名だった。このうち後者はアルゼンチンでのインターネット投票で多数の票を獲得、国民の厚い支持を受けていた。
 ところが、上記2名はともに代表監督の座に就くことに少なからず難色を示したため、人選は難航。AFA は、ビエルサ元監督やガブリエル・バティストゥータ氏にもオファーとの憶測も流れた。

 そして、監督選びに四苦八苦した AFA は現在ボカの監督であるアルフィオ・バシーレ氏に白羽の矢を立てた。同氏は、昨季のアルゼンチン1部リーグにおいて前後期連続優勝を果たし、落ちぶれかけた名門をものの見事に復活させた。優れた結果を残した同氏の存在を、AFA が見逃すはずもなく。7月17日頃にはバシーレ氏にオファーを出したとの報道もなされ、国民もまたバシーレ就任を歓迎した。だが、当のバシーレは AFA との接触があったという報道に関して完全否定を貫き、AFA もまたこの件に関してメディアには黙秘を続けていた。

 ところが7月20日になって事態は大きく進展する。バシーレ氏が AFA からオファーを受けていることをほのめかす発言をした。そして、様々な報道がなされる中で AFA がとった行動は、グロンドーナ会長自らバシーレ氏と直接会談を開くこと。その日取りまで公表して世間を賑わわせた。バシーレが代表監督に就任するとなれば、1994年のアメリカワールドカップ以来、実に12年ぶりの代表監督復帰となる。グロンドーナ会長は「少し高齢ではあるが、昨季ボカに素晴らしい成績をもたらしたバシーレなら何の心配もいらない。彼は知的で、勝てるサッカーを知っている男だ」とバシーレ氏を褒めちぎっている。

 7月30日。アルゼンチン代表の次期監督が決まる日が、徐々に近づいている。

 写真; アルゼンチン代表監督への就任が濃厚と報じられているアルフィオ・バシーレ監督 ( ボカ・ジュニオールス ) 。

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