FIFA Copa do Mundo 2006 〜 ワールドカップ2006 ドイツ大会 〜 アウェイムードに萎縮? エクアドル、完敗でグループ2位通過。
グループA エクアドル 0-3 ドイツ
FIFAワールドカップは、6月20日にグループAの1試合が行われた。ベルリンのオリンピック・シュタディオンで行われた エクアドル×ドイツ は、FWミロスラフ・クローゼの2ゴールなどで開催国ドイツが快勝した。敗れたエクアドルは勝ち点を伸ばせず、グループAを2位で通過することになった。 試合は、序盤からドイツが猛攻を仕掛けると、4分にFWクローゼが先制のゴールを突き刺すと、その後もエクアドルを圧倒した。エクアドルも何度か同点のチャンスを迎えたがゴールを決められず、43分には再びFWクローゼに決められ 0-2 で後半を迎えた。後半も試合はドイツのペース。57分に素早い攻めからFWポドルスキーがゴール前に飛びこんで3点目となるゴールを決めると、エクアドルにはもう反撃の力が残っていなかった。試合は 3-0 でドイツが快勝。エクアドルは為す術なく完敗を喫し、グループ2位に落ち着いた。 すでに決勝トーナメント進出を決めていたエクアドルは、決勝トーナメントに備えてFWデルガード、FWカルロス・テノーリオ、MFエディソン・メンデス、DFイバン・ウルタード、DFネイセル・レアスコら主力の大半を温存。準1軍で試合に臨んだ。過去2戦でみせたエクアドルらしさは見られず、選手間の意思の疎通も図れていなかったようだった。過去2戦とは違い、開催国との対戦とあって、スタジアムはドイツ一色。本格的なアウェイのムードに萎縮してしまったのだろうか。だとすれば、エクアドルがアウェイを克服したとはまだ言い切れない。 この敗戦でグループ2位になったエクアドルは、決勝トーナメント1回戦で優勝候補のイングランドと対戦することになった。厳しい試合になることは確実だ。エクアドルは、イングランドを相手にどこまで戦えるのだろうか。ドイツに大敗したこの日の試合を見た限りでは、不安はぬぐえない。 写真; MFシュバインシュタイガー ( ドイツ / 上 ) の厳しい寄せによろめくMFルイス・バレンシア ( エクアドル / 下 ) 。
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