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FIFA Copa do Mundo 2006 〜 ワールドカップ2006 ドイツ大会 〜

安定感抜群。連勝のエクアドル、盤石の勝利でグループ首位に。
グループA エクアドル 3-0 コスタリカ

 FIFAワールドカップは、6月15日にグループAの1試合とグループBの2試合が行われた。ハンブルクのAOLアレーナで行われた エクアドル×コスタリカ は、良いリズムで主導権を最後まで握ったエクアドルが 3-0 で快勝。連勝でグループリーグ突破を決めただけでなく、得失点差で開催国ドイツを上回り、グループ首位に立った。

 試合は、両者ともにロングパスを多用せず短いパスをつないで積極的に攻める立ち上がりになった。勝利が絶対条件のコスタリカはFWワンチョペを中心に攻めるが、ゴールを脅かすには至らず。対して自信をもって試合に臨んだエクアドルは相手の攻撃にも冷静に対処すると、MFバレンシア、MFカスティージョらを起点に攻撃を展開。先制したのはエクアドルだった。9分、中盤でしっかりとパスをつなぐと、右サイドに開いたMFバレンシアのクロスにFWカルロス・テノーリオが反応。ゴール前に飛びこんで身体をしならせての豪快なヘディングシュートを決めた。
 1-0 で折り返したエクアドルは後半も自分たちのリズムを崩さず試合をコントロール。積極的に追加点を狙っていくと、FWデルガードがジャンピングボレーシュートを放つなどして強気の攻めをみせた。そして54分、エクアドルは2点目を奪取。右サイドのロングスローからMFメンデスとの連携でボールをつないだFWデルガードが角度のないところから右足を振り抜いてゴールネットにボールを突き刺した。良い時間帯での追加点で試合は俄然エクアドルのペースになる。コスタリカは70分を過ぎたあたりから反撃の機会をうかがうが得点にはならず。対するエクアドルは、速攻から右サイドに流れたMFメンデスのピンポイントクロスに途中出場のFWイバン・カビエデスが飛びこんで3点目をゲット。結果、3-0 でエクアドルが快勝した。

 初戦の勝利で自信をつけたのか、エクアドルは90分を通して自信満々に戦っていた。現在当たっているGKボバディージャと崩れない安定感抜群の4バックは、要所要所で相手の攻撃を寸断しただけでなく、両サイドバックのデ・ラ・クルスとレアスコは果敢なオーバーラップでサイド攻撃の活性化に一役買っていた。2トップも好調だが、2列目に控えるバレンシアとメンデスの2人の活躍も見逃せない。チームとして全体的に好調なエクアドルはこの勝利で決勝トーナメント進出を確定。次節、開催国ドイツを破るようなことがあれば、一躍ダークホースの筆頭に挙げられるであろうことは明白だ。

 写真右上; 終了間際にトドメの3点目を決め、故オテリオ・テノーリオ選手の持ち芸でもあったスパイダーマンのマスクをかぶるFWイバン・カビエデス ( エクアドル ) 。
 写真左下; 54分、角度のないところからシュートを決めたFWアグスティン・デルガード ( エクアドル ) 。


FIFAワールドカップ 2006 グループA 2戦目 (15/06/2006)
エクアドル 3-0 コスタリカ
クリスティアン・モーラ GK ホセ・ポーラス
ウリセス・デ・ラ・クルス
イバン・ウルタード
ジオバニー・エスピノーサ
( ホルヘ・グアグア )
ネイセル・レアスコ
DF アロルド・ワジャーセ
ミチャエル・ウマーニャ
ルイス・マリン
ドウグラス・セケイラ
レオナルド・ゴンサーレス
( カルロス・エルナンデス )
セグンド・カスティージョ
エドウィン・テノーリオ
ルイス・バレンシア
( パトリッシオ・ウルティア )
エディソン・メンデス
MF マウリシオ・ソリス
ダニー・フォンセカ
( アルバーロ・サボリオ )
ワルテル・センテーノ
( カート・ベルナード )
カルロス・テノーリオ
( イバン・カビエデス )
アグスティン・デルガード
FW ロナルド・ゴメス
パウロ・ワンチョペ
カルロス・テノーリオ 09
アグスティン・デルガード 54
イバン・カビエデス 93
ゴール
セグンド・カスティージョ
ウリセス・デ・ラ・クルス
イエロー
カード
ルイス・マリン
マウリシオ・ソリス
ルイス・フェルナンド・スアーレス 監督 アレシャンドレ・ギマラエス
主審; コッフィ・コジーア ( ベナン )
スタジアム; AOLアレーナ ( ハンブルク )
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