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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

好調なチーム同士のハイレベルな戦い。インテルナシオナウが接戦を制す。
第10節 フルミネンセ 2-3 インテルナシオナウ

 ブラジル全国選手権は、6月3〜4日に第10節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた フルミネンセ×インテルナシオナウ は、息詰まる接戦の末インテルナシオナウが勝利をもぎとった。

 試合は、インテルナシオナウが開始早々速攻から先制。FWフェルナンドンが左に開いたFWハファエウ・ソービスにパス。ハファエウ・ソービスは逆サイドにいたMFイアルレイの足元にボールを送ってゴールをアシストした。追いかける形になったフルミネンセは、MFジェアンを起点に攻撃を組み立てる。そして24分、そのMFジェアンがドリブルで左サイドを切り裂くと、一人をかわして角度のないところからゴールに突き刺して同点とした。
 後半、インテルナシオナウはセットプレイから追加点。右サイドから蹴られたMFジョルジ・ワグネールのフリーキックをクリアしようとしたMFハダーメスが頭で自陣ゴールにボールを突き刺してしまった。追いすがるフルミネンセは何度か決定機をつくったが得点できず、チアーゴ・シウバの退場で劣勢になる。それでも諦めずに攻めたフルミネンセは80分、ロングフィードに反応したFWトゥッタがトラップして身体を反転させ、左足を振り抜いて再び同点に追いついた。シーソーゲームの結末は88分に訪れた。相手守備陣の背後を突いたMFイアルレイがシュートを蹴りこんだ。インテルナシオナウは貴重な勝利を手にした。

 フルミネンセは、いきなり失点を許す厳しい立ち上がりだったが、気落ちせずに最後まで食い下がった。戦う姿勢や選手個々のプレイは決して悪くなかった。それだけに、悔やまれるのは終了間際の失点だった。3失点目を防いでいれば引き分けに持ち込めた試合。敗れたフルミネンセは勝ち点を伸ばせず4位に転落した。

 対するインテルナシオナウは、敵地で果敢に攻めて接戦を制した。ワールドカップによる中断最後の試合を白星で飾り、首位クルゼイロと同勝ち点の2位につけたのは非常に大きい。ブンデスリーガ行き間近と噂されるFWハファエウ・ソービスがFWフェルナンドンとの2トップで何度か決定機をつくるなど、数年前とは比較にならないぐらい戦力は充実している。ここから欧州夏の移籍市場が閉じられる9月までの間に主力が大量に流出しなければ、このクラブは今季のブラジレイロンで優勝候補のひとつとしてあり続けることだろう。

 写真; この日MFとして出場したイアルレイ ( インテルナシオナウ ) は、勝利を呼び込む2点を叩きだしてガッツポーズ。


ブラジル全国選手権 2006 第10節 (03/06/2006)
フルミネンセ 2-3 インテルナシオナウ
フェルナンド・エンリーキ GK クレーメル
チアーゴ・シウバ
ガブリエウ・サントス
ホージェル
ハダーメス
DF ボリーバル
エジグレ
インジオ
セアラー
マルコン
ホーメウ
( レニー )
ジュリアーノ
ジェアン
MF エジーニョ
チンガ
( ウェウリントン・モンテイロ )
イアルレイ
ジョルジ・ワグネール
アレックス
トゥッタ
FW フェルナンドン
( ペルジゴン )
ハファエウ・ソービス
( ミシェウ )
ジェアン 24
トゥッタ 80
ゴール 01 イアルレイ
47 ハダーメス ( オウンゴール )
88 イアルレイ
イエロー
カード
エジグレ
ジョルジ・ワグネール
イアルレイ
ペルジゴン
チアーゴ・シウバ レッド
カード
エジーニョ
オズワウド・ジ・オリベイラ 監督 アベウ・ブラーガ
主審; ウィウソン・セネーミ
スタジアム; マラカナン ( リオ・デ・ジャネイロ )
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