Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 今年の青い軍団はいと強し。クルゼイロ、格下を破って再び首位に。
第10節 フォルタレーザ 0-2 クルゼイロ
ブラジル全国選手権は、6月3〜4日に第10節が行われた。セアラー州フォルタレーザのエスタジオ・カステロンで行われた フォルタレーザ×クルゼイロ は、DFチアーゴ・エレーノのゴールなどでクルゼイロが快勝。勝ち点3を加えて再び首位に躍り出た。 試合は、敵地にも関わらずクルゼイロが主導権を握った。立ち上がりを突かれたがすぐに持ち直したクルゼイロは、16分にアーリークロスに反応したDFチアーゴ・エレーノがシュート。一度はGKアウベーリコに阻まれるも、そのリバウンドを押し込んで先制点を奪取した。そこからはクルゼイロのペースで試合が進むが、フォルタレーザも何度か攻め上がって相手ゴールを脅かした。次の1点はクルゼイロが奪った。37分、中盤でボールを受けたMFフランシスマールがボールを前のスペースに通すと、そこにFWジウが走りこんで速攻。ドリブルで持ちながらペナルティエリア内に侵入して得意の左足を振り抜き、ボールをゴールのファーサイドネットに転がした。2点のリードを得たクルゼイロはその後フォルタレーザを寄せ付けずに快勝。勝ち点を3積み上げ、得失点差で再び首位に浮上した。 クルゼイロは相変わらず好調を維持できている。相手が格下だったとはいえ、アウェイで主導権を握り、最後まで試合を優位に進めた。MFワグネールが前半途中に故障でピッチを離れたが、代わって投入されたMFフランシスマールの出来がよかった。自信をもって戦えているクルゼイロは、首位でワールドカップ期間の中断に突入することになった。欧州夏の移籍市場で主力を吸い取られたりしない限り、再開後もクルゼイロは好調を維持できることだろう。 写真; 16分に先制点を決めたDFチアーゴ・エレーノ ( クルゼイロ / 左 ) が、近くにいたFWジウの祝福を受ける。
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