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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

タバタ「中断が良い休暇になってる」

 ブラジルで活躍している日系三世FWホドリーゴ・タバタ ( サントス ) は、ブラジル全国選手権が現在中断していることについて、前向きにとらえている。

 今年のブラジル全国選手権は、ワールドカップの日程との都合上、6月上旬から7月11日まで1部〜3部すべてが中断。ワールドカップに出場しない選手たちにとっては約1ヶ月間のブランクが生じることになった。しかし、チームによってはこの間もクラブ間で親善試合を行うなどしており、ぐうたらな休みを過ごしているわけではない。
 この時期の休息へのとらえ方は、クラブ間、選手間によっても様々で、多くの場合、中断前まで結果の出ていなかったクラブは「悪い流れを断ち切れるかも」と喜び、結果を出してきた側は「良い流れが崩れかねない」として中断に否定的な見方をする。この点で後者にあたるサントスは、中断する前の良い流れを保ちながらシーズンを送りたかったはずである。現にサントスのクラブ関係者の中には、リーグの中断で調子が狂わなければいいが、と不安視する声もあがっているのだ。

 しかし、ホドリーゴ・タバタは違った。彼はこの1ヶ月間の中断を前向きにとらえている。「ワールドカップのある今年は州選手権の開幕も早く、選手たちはみんな昨シーズンからほとんど休んでいない状態にあった。そういう意味ではこの1ヶ月間は、多くの選手にとって良い休暇になっているはずだ。現にぼくがそう感じているからね。今のうちに心も体もリフレッシュして、再開されるブラジレイロンのためにしっかり準備していけば、まったく問題はないと思うよ。もちろん、サントスにとってもこの休暇はマイナスにはならないと確信している。負傷したDFルイス・アウベルトもこの中断のおかげで治療やリハビリに専念できているしね。我々は力があるからリーグが再開しても首位争いを続けていけるはずだ」

2006年6月24日
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