サンパウロでプレイするMFソウザが、ワールドカップ終了後に再開されるリベルタドーレスの相手エストゥディアンテスを大胆にも挑発した。

　ソウザは昨年サンパウロで頭角を現してきた若手の選手。本職はボランチだが、右サイドバックもそつなくこなせる。ムリシ・ハマーリョ監督もたいそう気に入っており、今やクラブにとって欠かせない存在になっている。

　エストゥディアンテスはアルゼンチンのクラブチームで、FWマリアーノ・パボーネらを擁して南米に旋風を巻き起こしているクラブ。今月からは監督にシメオネが就任し、MFファン・セバスティアン・ベロン ( 元アルゼンチン代表 ) も加入するなど、チーム力の強化を図っている。リベルタドーレスでも勝ち残っており、来たる準々決勝 2nd.Leg でもサンパウロ撃破に意欲を燃やしている。

　ソウザは「ベロンの加入でエストゥディアンテスがさらに強くなったことは認める。でも、我々はそれでおじけづいたりはしない。ベロンがキーパーソンになるなら、そのベロンを俺が抑えてやる」と意気揚々に語った。

　すでに始まっている水面下での戦い。再開するリベルタドーレスが、今から楽しみではある。