U-21 ブラジル代表の経験もあるFWハファエウ・ソービス ( インテルナシオナウ ) の周囲が慌ただしくなっている。ドイツやウクライナなど複数のクラブからオファーが届いており、この夏 ( 南半球では冬 ) にも同選手の移籍が決まりそうだという。

　ハファエウ・ソービスの獲得を狙っているのは、ハンブルガーSV、ヴォルフスブルク ( 以上ドイツ ) 、ディナモ・キエフ ( ウクライナ ) の３者。このうち、インテルナシオナウの提示している700万ユーロという移籍金に応じうるハンブルガーとヴォルフスブルクの２チームが有力視されている。

　ところが、交渉中のフェルナンド・カルバーリョ会長は、ハファエウ・ソービスの早期放出を阻止すべく、今週になって移籍金を800万ユーロと100万つり上げた。さらに、リベルタドーレスを終えるまではインテルナシオナウに残留させておきたいとする意向も示したとのこと。昨年のFWホビーニョの移籍の段取りと全く同じ形である。
　しかし、現実ではハファエウ・ソービスがリベルタドーレス敗退までインテルナシオナウに残留するのは難しいらしい。移籍が成立した暁にはすぐに合流してもらい、チーム練習をこなして来季のリーグ開幕に備えたいとするハンブルガー、ヴォルフスブルク側の主張があるためだ。
　ハファエウ・ソービスの去就は、いつ決着をみるのか。