Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 ネイ・フランコに集まる期待フラメンゴの監督を務めているネイ・フランコ氏への評価がうなぎのぼりだ。先のブラジル全国選手権で昨年の覇者コリンチャンスを敵地で下したことで、ファンやメディアからの注目度が上がったようだ。 ネイ・フランコ体制のフラメンゴはこれまで3勝1分1敗。すこぶる好調で順位も10位と悪くない位置につけている。首位との勝ち点差も7で、首位も狙えなくはない。当然、ファンもメディアも近年見られなかったフラメンゴの好調ぶりに着目。名門復活と騒ぎ始めているのだという。 ネイ・フランコは以前、コッパ・ド・ブラジルの優勝を本気で狙うと話していた。今回取材陣はブラジル全国選手権の優勝についても問いかけてきた。これについて同氏は冷静に言葉を返した。 「ブラジレイロンは1シーズンが長い。まだ10試合を終えただけだから、先のことはわからない。確かに今のフラメンゴは調子を上げてはいるけど、復活という表現は少々オーバーだ。ルイゾンやサービオらがチームにフィットして今以上の戦いができるようになれば、優勝争いに参加するぐらいのことはできるかもしれないが、優勝と騒ぎ立てるのはよしてほしい。過去の栄光にすがらず、有頂天になることなく、真摯に試合に臨むことが今のフラメンゴには大事なこと」 ネイ・フランコの監督としての責任感や人柄が垣間見えるコメントだった。期待が集まるのもうなずける。 2006年6月5日
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