コッパ・リベルタドーレスで無惨な負け方をして、ブラジル全国選手権でも不調をきわめているコリンチャンスだが、メインスポンサーの MSI はそんなチームを見捨ててはいないようだ。このワールドカップによる中断中にも、新たな選手獲得を目指している。

　MSI のキア社長は、FWテベス ( アルゼンチン代表 ) の欧州行きを阻止すべく全力を注いでいることを明言した上で、次のように述べた。「今私はクラブの首脳陣やジェニーニョ ( 監督 ) と密に話し合っている。ジェニーニョからは『前線と最終ラインの戦力をもっと充実させたい』と言われた。私はそれに応じるつもりでいる。ジェニーニョは、サンカエターノに所属するDFグスターボを欲しがっているから、まずはグスターボを獲得するために動いていきたい」と話した。

　サンカエターノで主力を張るグスターボの獲得。同選手を獲得するために、MSI はDFマルキーニョスら控えの選手を放出するトレードも提案しているらしい。だが、主力の離脱は大きなマイナスになってしまうだけに、この件についてサンカエターノ側は難色を示しているようだ。

　コリンチャーノの批判の的になっている MSI は、一時は「コリンチャンスの経営から身を退くのではないか」という噂もあったほど。彼らは今後どのような動きをみせるのだろうか。