現在クルゼイロで活躍中のFWジオバンニ・エウベルが、ワールドカップドイツ大会のブラジル代表の試合にてテレビ放送のコメンテーターを務めることになった。エウベルは先週火曜日に飛行機でドイツに降り立った。

　ドイツ国内メディアによれば、エウベルはドイツのテレビ・ズエルスト・タク局の依頼を受け、13日に行われる「ブラジル×クロアチア」戦を解説する予定。当初、同局はペレにも打診していたらしいが、ペレはスケジュールの都合上不可能になり、代役を探していたという。そこにエウベルに白羽の矢が立った。
　この件に関して同局のプロデューサーは「エウベルは優れた選手で頭脳明瞭な人物。ブラジル代表のこともわかっているし、４〜５年ほど前にはバイエルン・ミュンヘンで大活躍しており、ドイツ語も話せる。他にもいろんな候補を考えてはみたが、ブラジル戦の解説にぴったりの人物はエウベル以外にいないと思い、彼にお願いした」と話している。

　依頼を受けたエウベルも「すごく嬉しい。選手として出場したかった思いはもちろんあったけど、選ばれなかったのは仕方ないし、試合の解説という形でもセレソンとともにワールドカップを共有できることは光栄なことだ」と話している。