Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 エラーノの復帰は秒読み?「サントスに戻りたい」 そう訴えるエラーノの声にサントスが応える日が近づいているようだ。サントスのマルセーロ・テイシェイラ会長が、エラーノ獲得のために多額の移籍金を用意していることをほのめかした。 エラーノは2002〜2004年にサントスで活躍した選手で、昨年2月にシャフタール・ドネツク ( ウクライナ ) へと移籍した。だが、ウクライナの環境が肌に合わず、生まれたばかりの娘が寒さで体調を崩したことも重なって、帰国を切望。兼ねてからサントスに戻りたい旨を口にしていた。 一方、サントスもエラーノの離脱後に戦力が一時低下したことから同選手の存在の大きさを改めて認識し、エラーノの獲得に動いていた。ここまでは、シャフタール・ドネツク側の要求する移籍金の額が高すぎたため、実現の可能性は薄いとされてきたが、ここにきてサントス側がシャフタール側の要求に応じて約2,280万ドル ( 日本円で約26億円 ) を用意する方向で動き始めたという。 ウクライナ移籍後、セレソンからはずれるなど不運の続いてきたエラーノだが、サントスに復帰することが決まれば彼の人生も大きく変わるに違いない。エラーノが本来の輝きを取り戻せる日は、そう遠くない話かもしれない。 2006年6月10日
|