リオ・デ・ジャネイロでは、元柏レイソルのFWエジウソン ( バスコ・ダ・ガマ ) の去就が注目されている。

　エジウソンは、ブラジル全国選手権の中断から数日後に移籍を希望する旨を発言した。これに対してエウリコ・ミランダ会長は「出ていきたければ出ていけばいい」とエジウソンを突き放したため、エジウソンの放出は決定的だとみられていた。険悪な仲になり、エジウソンは１週間ほど雲隠れをしていたが、先週になって突然チームの練習場に顔を出したという。

　監督のヘナット・ガウーショは「ホマーリオが USA から戻ってくるまではエジウソンにいてほしい」と述べていたが、エジウソンがチームに合流したことについて報道陣に質問されてもノーコメントを貫いており、内心ではエジウソンの行動をよく思っていないらしい。そして、エウリコ・ミランダ会長は相変わらず「出ていけ」の一点張り。エジウソンを取り巻く状況は決して穏やかなものではない。

　ヘナット・ガウーショ監督は数日中にもエジウソンと直接話す機会をもって、同選手の気持ちを問いただすとのことだが、そこで両者が和解できないようだと、エジウソンがバスコを離れる可能性は高くなるだろう。