スペインのレアル・ベティスに所属するFWデニウソン ( 元ブラジル代表 ) が、フルミネンセからの提案に興味を示していることがわかった。

　デニウソンは、ジンガと呼ばれる独特なフェイントを駆使したドリブルが持ち味の生粋のドリブラー。シュート、パスに得意の左足を多用する独自のスタイルで人気を博してきた選手である。そのデニウソンを、フルミネンセが欲しがった。今年は本気でブラジル全国選手権での優勝を目指す彼らにとって、さらなる戦力補強はプラスに働く。MFペトコヴィッチと併用して攻撃にさらなる厚みを持たせるのが狙いと思われる。

　フルミネンセのメインスポンサー Unimed 社のセウソ・バーホス社長は、デニウソンにオファーを出していることを認めた上で「デニウソンから移籍に関していくつか質問を受けた。彼も我々のオファーに興味をもってくれているようだ」と述べた。交渉が進展する可能性も浮上してきたようだ。

　フルミネンセはこれからデニウソンとの交渉を密に進めていく模様。ワールドカップ終了後にも、デニウソンの加入があるかもしれない。