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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 先制されて焦る。シュート30本を放つも堅守リベルターの壁は厚く。
準々決勝 1st.Leg リーベル・プレート 2-2 リベルター
コッパ・リベルタドーレスは、5月11日に準々決勝の 1st.Leg が行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×リベルター は、リベルターが敵地でアウェイゴール2点を奪って引き分けた。 試合は、リーベルが稀にみる壮絶な波状攻撃を繰り広げた。開始4分にMFマルセーロ・ガジャルドのシュートで攻撃の口火を切ると、7分にはDFパウロ・フェラーリのロングシュートのこぼれ球にFWファリアスが詰めるなど序盤からリーベルが攻めまくった。リーベルはその後もMFガジャルドを起点に多角的な攻撃を展開。好調の2トップは幾度となくゴール前に飛びこみ、33分にはその2人の連携からゴールポスト直撃の惜しいシュートが飛び出すなど、相手を圧倒し続けた。リベルターは防戦一方になったが、ファインセーブを連発したGKアルド・ボバディージャの活躍もあり、相手の波状攻撃をことごとく食い止めては反撃の機会をうかがい続けた。 先制したのは、守勢にまわっていたリベルターだった。38分、ペナルティエリア内の右側に走り込んだFWカルロス・ボネットが、強烈なシュートをゴールネットに突き刺した。まさかの先制に焦りの色を隠せなかったリーベルは、さらに攻撃を厚くさせて攻め続けた。同点の予感は漂っていたが、前半はリベルターの厚い守備が目立ち、リーベルは17本もシュートを放ちながらゴールを割ることができなかった。 リーベルの波状攻撃は後半になっても止む気配をみせなかった。総攻撃指令を出したパサレラ監督は、DFカセレスに代えてFWモンテネグロを投入。3トップにして攻撃に厚みをかけると、前半同様浴びせるようにシュートを乱発した。リーベルのゴールへの執念はやがて実を結んだ。77分、ペナルティエリア外の右寄りでボールを受けたFWモンテネグロがシュートを決めて 1-1 とする。ところが直後の78分にもゴールネットが揺れた。MFカルロス・ボネットが右サイドからゴールを決めて、リベルターが再びリードを奪った。1-2 で負けると後がなくなるリーベルは、81分にFWファリアスのゴールで再び同点とすると、試合終了のホイッスルが鳴るまで攻撃の手を緩めなかった。しかし、リーベルは勝ちきることができなかった。 相手の堅い守備を警戒したダニエル・パサレラ監督は、前日練習でも攻撃に多くの時間を費やして、選手たちに攻撃の意識を強くもたせた。結果、リーベルは90分間で30本、実に"2分に1本"というハイペースでシュートを乱発。2得点以外の場面でもあわやというシーンを何度もつくった。攻撃力だけで比較すれば、おそらく現在勝ち残っている8チーム中最強であろう。しかし、守備面では時折サイドから崩されるなど不安定なところもみせた。次は勝たなければならないリーベル。ワールドカップ終了後の 2nd.Leg で巻き返しなるか。 対するリベルターは、非常に意味のある結果を得た。2点を叩きだしたFWカルロス・ボネットは試合後「この引き分けは大きい。ベスト4に望みをつないだ」と満足げなコメントを残した。アウェイゴール2点のおかげで、次節は勝てばもちろん1点以下の引き分けでもベスト4に進出できる。30本ものシュートを浴びながら2失点に抑えた堅守ぶりはこの日も健在。このクラブ、非常に地味ではあるが、今大会の「台風の目」である。 この準々決勝 1st.Leg を以てコッパ・リベルタドーレスはひとまず中断。次節、2nd.Leg はワールドカップドイツ大会終了後の7月12日に行われる。 写真; 38分、FWカルロス・ボネット ( リベルター ) が強烈なシュートを放ち、チームに先制点をもたらした。
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