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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 5枚の赤紙が舞うサバイバル・バトル。大荒れの試合はコリンチャンスが制す。
第6節 バスコ・ダ・ガマ 2-4 コリンチャンス
ブラジル全国選手権は、5月20〜21日に第6節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた バスコ・ダ・ガマ×コリンチャンス は、FWハファエウ・モウラの2ゴールなどでコリンチャンスが勝利した。 試合は、いきなりMFシャビエルにレッドカードが、MFハモンにイエローカードが出される荒れ模様で始まった。レッドカードで数的不利に立たされたコリンチャンスは防戦一方に、相手の挑発にのって冷静さを失ったバスコは攻めあぐねた前半だった。前半ロスタイムにはMFホージェルに危険なタックルを見舞ったDFジョルジ・ルイスにもレッドカードが出され、10人対10人で後半を迎えることになった。 後半、最初に攻勢に出たのはバスコ・ダ・ガマ。46分に細かいバスワークで右サイドを切り崩したMFハモンがDFセバスティアン・ドミンゲスをかわしてファーサイドにゴールを決めると、勢いにのって51分にはカウンターからFWバウジランが左足で追加点をゲット。バスコが 2-0 で優位に立った。だが、この2失点はコリンチャンスの対抗心を助長させたに過ぎなかった。反撃に出たコリンチャンスは、62分にFWハファエウ・モウラがMFカルロス・アウベルトのグラウンダーのクロスに右足で合わせて1点を返すと、その3分後にもFWハファエウ・モウラがヘディングで強引に押し込み、同点に追いついた。ところが、2ゴールを奪ったハファエウ・モウラがDFファービオ・ブラージへの悪質なファウルで68分に退場すると、コリンチャンスの勢いは失速。2-2 のまま両者は攻め合い、いがみ合い、やがて乱闘が起こり、試合がしばしば中断してはイエローカードやレッドカードが飛び交った。 9人対9人で迎えた86分、試合が再び動いた。FWニウマールがドリブルで突破してペナルティエリア内に侵入したそのとき、GKカッシオの手に足がもつれて転倒。主審はGKカッシオにイエローカードを与え、コリンチャンスにはPKを与えた。このPKをMFカルロス・アウベルトが決めてコリンチャンスが逆転に成功した。 乱闘や衝突、カードによる制裁がしばしば起こったため、後半ロスタイムは8分も与えられた。追いすがるバスコ・ダ・ガマにもまだチャンスはあった。91分、浮き球を処理したFWエジウソン ( 元柏レイソル ) がシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。ところが、主審はエジウソンのハンドをとった。エジウソンの同点ゴールを無にされたバスコ・ダ・ガマは、96分にGKカッシオがこの日2枚目のイエローカードで退場し、万事休す。DFジエーゴが即席ゴールキーパーに早変わりするも、MFマルセーロ・マットスのPKを阻むことができず、2-4 で敗れた。コリンチャンスは、2点のビハインドをひっくり返す大逆転劇を演じてみせた。
バスコ・ダ・ガマは、開始早々数的優位に立ったにもかかわらず、ホームで悲惨な逆転負けを喫した。後半の立ち上がりに2点を奪えたところまではよかったが、そこから踏ん張れなかった。エジウソンのゴールが無効にされたのも痛かったが、それ以前に11人だった前半のうちに1点でもゴールを決めておけば、もっと楽に試合を進められていたかもしれない。バスコは次節、ボタフォゴとのクラシコに臨む。対するコリンチャンスはテベスとマスチェラーノ不在の中、ジェニーニョ新監督の初陣を白星で飾った。退場者を出し、相手に2点を奪われるなど序盤の内容は褒められたものではなかったが、少ない人数でもチーム一丸となって戦ったことが逆転勝利を呼び込んだのであろう。しかし、喜んでばかりはいられない。次節、コリンチャンスはハファエウ・モウラとシャビエルを欠く苦しいお家事情を抱えたまま、パカエンブーにインテルナシオナウを迎える。厳しい戦いが予想される。
写真右上; FWハファエウ・モウラ ( コリンチャンス ) は同点に追いつく2点を叩きだしたが、後半途中に退場。次節は出場停止になった。
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バスコ・ダ・ガマは、開始早々数的優位に立ったにもかかわらず、ホームで悲惨な逆転負けを喫した。後半の立ち上がりに2点を奪えたところまではよかったが、そこから踏ん張れなかった。エジウソンのゴールが無効にされたのも痛かったが、それ以前に11人だった前半のうちに1点でもゴールを決めておけば、もっと楽に試合を進められていたかもしれない。バスコは次節、ボタフォゴとのクラシコに臨む。