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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

高地キトで4点を奪ったリーガ・デ・キト、ベスト8進出はほぼ確定か?!
決勝トーナメント1回戦 1st.Leg リーガ・デ・キト 4-0 アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン

 コッパ・リベルタドーレスは、4月25日に決勝トーナメント1回戦の 1st.Leg が行われた。エクアドルの首都キトのエスターディオ・カサ・ブランカで行われた リーガ・デ・キト×アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン は、計4点を奪って相手を完封したリーガ・デ・キトが快勝。ベスト8進出に大きく前進する結果を得た。

 試合は、両者合わせて26本ものシュートが乱れ飛ぶ壮絶な戦いになった。開始早々右サイドからFWエルキン・ムリージョがシュートを放って攻撃の口火を切ったリーガ・デ・キトは、そのFWエルキン・ムリージョがペナルティエリアのわずか外側から右足を振り抜いて先制。さらには13分にはMFエディソン・メンデスからのパスを受けたFWエルキン・ムリージョが再びゴールネットを揺らして 2-0 とする。その後もリーガ・デ・キトは3点目を狙って積極的に攻め、主導権を握った。
 前半眠っていたアトレティコ・ナシオナルも後半に入って反撃。前線にボールを送っては何度もシュートを放った。だがリーガ・デ・キトはGKクリスティアン・モーラの好守などで失点を逃れると攻撃に転じ、63分にMFエンリケ・ベーラがミドルレンジからシュートを放った。ボールはGKサルダリアーガの頭上をループする形で越えてゴールに吸い込まれた。リーガ・デ・キトは74分にも途中出場のFWモイセス・カンデラーリオがゴールを決めてダメ押し。ホームの利と決定力の差がリーガ・デ・キトに勝利をもたらした。

 リーガ・デ・キトにとっては実に有意義な試合だった。終始攻撃の手を緩めずに攻め続けたことが、4得点を生んだ。とりわけFWエルキン・ムリージョは動きにキレがあり、幾度となく相手守備陣を翻弄して2ゴールと大活躍だった。守備面では相手にも同じ数のシュートを打たれたが、無失点で切り抜けた。これで次節は敗れても点差が3点差以内なら勝ち上がれることになる。非常に大きなアドバンテージを得たリーガ・デ・キトのベスト8進出は確定と言い切ってもよいかもしれない。

 一方のアトレティコ・ナシオナル・デ・メデジンは、エースのFWビクトール・アリスティサーバル ( 元コロンビア代表 ) が負傷欠場したのが大きく響いたようだ。前線の主軸を失いながらもシュート数は13本。枠内シュートに関しては8と、シュート数だけで言えば相手を上回っていた。8本も枠内に飛ばしながら1点も奪えなかったのは、決定力が足りなかったとしか表現のしようもない。次節、アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジンは、4-0 で延長戦に持ち込むか、もしくは5点差以上で勝利しなければならない。彼らのベスト8への道は、非常に険しくなった。

 写真; 74分、FWモイセス・カンデラーリオのダメ押しゴールを祝って輪をつくるリーガ・デ・キトの選手たち。


コッパ・リベルタドーレス 2006 決勝トーナメント1回戦 1st.Leg (25/04/2006)
リーガ・デ・キト 4-0 アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン
クリスティアン・モーラ GK アンドレス・サルダリアーガ
ネイセル・レアスコ
カルロス・エスピノーラ
ジオバニー・エスピノーサ
パウル・アンブロッシ
DF ウーゴ・ソト
カルロス・ディアス
ウンベルト・メンドーサ
ヘラルド・ベドージャ
エンリケ・ベーラ
パトリッシオ・ウルティア
エディソン・メンデス
( ホッフレー・ゲロン )
ロベルト・パラシオス
( アルフォンソ・オブレゴン )
MF フェリペ・チャラ
ホセ・アントーニオ・アマージャ
ウラジミール・マリン
アルド・ラミレス
( クリスティアン・マッルーゴ )
エルキン・ムリージョ
( モイセス・カンデラーリオ )
アグスティン・デルガード
FW マルセーロ・ラモス
( オスカル・エチェベリ )
セルヒオ・ガルバン
( エクトール・ウルタード )
エルキン・ムリージョ 10
エルキン・ムリージョ 13
エンリケ・ベーラ 63
モイセス・カンデラーリオ 74
ゴール
パトリッシオ・ウルティア イエロー
カード
ウラジミール・マリン
ヘラルド・ベドージャ
クリスティアン・マッルーゴ
ファン・カルロス・オブリタス 監督 カルロス・ナバッレーテ
主審; ビクトール・リベーラ ( ペルー )
スタジアム; エスターディオ・カサ・ブランカ ( キト )
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