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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

一進一退、白熱の好ゲーム。レンテリーアの活躍でインテル逆転勝利!
決勝トーナメント1回戦 1st.Leg ナシオナル・モンテビデオ 1-2 インテルナシオナウ

 コッパ・リベルタドーレスは、4月27日に決勝トーナメント1回戦の 1st.Leg が行われた。ウルグアイの首都モンテビデオのエスターディオ・センテナーリオで行われた ナシオナル・モンテビデオ×インテルナシオナウ は、後半逆転に成功したインテルナシオナウが勝利をおさめてベスト8に一歩前進した。

 試合は、ナシオナル・モンテビデオのペースで始まった。ナシオナル・モンテビデオは中盤から積極的な守備をして相手の攻撃を寸断。FWハファエウ・ソービスを孤立させて相手に攻撃をさせなかった。ナシオナル・モンテビデオは29分、コーナーキックをMFマルコ・バンシーニが頭で合わせて先制。センテナーリオは大歓声に包まれた。畳みかけるようにナシオナル・モンテビデオは39分にも決定的なチャンスをつくる。FWゴンサーロ・カストロがDFボリーバルを振り切ってシュート。ボールは飛び出したGKクレーメルの体に当たったが、良い形での攻撃を何度かみせていた。だが、前半ロスタイムにインテルナシオナウはセットプレイから同点に追いつく。前線に上がったMFファビーニョが倒されて得たフリーキックをMFジョルジ・ワグネールが丁寧に決めて 1-1 とした。
 後半、インテルナシオナウは孤立していたFWハファエウ・ソービスに代えてFWレンテリーアを投入。するとこの途中出場の男が試合の流れを変えていった。59分に早速シュートを放ったFWレンテリーアは、62分にもMFアドリアーノからのパスをシュートに結びつける。そして63分、FWレンテリーアはFWフェルナンドンのパスを受けるとDFビクトリーノをトラップでかわしてゴール。このリードを最後まで守ったインテルナシオナウがアウェイゴール2点を以て勝利した。

 敗れたナシオナル・モンテビデオは先制した後も何度か決定機をつくったが、そこで2点目を決めておくことができなかったのが響いた。逆転負けと後味の悪い結果には終わったが、しかし内容だけ見れば決して悪くはなかった。とくに前半は布陣をコンパクトに保ってパスをつなぎ、効果的に攻めていた。近年リベルタドーレスでは力を発揮できていないが、今年は昨年までとは違う何かを感じる。勢いもある。次節、ポルト・アレグレに乗り込んで2点差以上をつけて勝つようなら、どんでん返しもありうる。

 対するインテルナシオナウは、アウェイゴール2点を奪っての勝利で優位に立った。MFチンガ、MFペルジゴンといった中盤の核を欠いたため前半は主導権を握れなかったが、代役の選手たちも時間とともにピッチになじみ、後半にはボールもよくまわっていた。特筆すべきは後半から入ったFWレンテリーアの活躍だった。勝利に直結するゴールを決め、それ以外でも随所で見せ場をつくったこのコロンビア人の存在感は大きかった。しかし、この大活躍男がレッドカードをくらい 2nd.Leg には出場できない。ホームのベイラ・ヒオで行われる次節、まだ本調子には程遠いFWハファエウ・ソービスの復活に期待が集まる。

 写真; 63分、逆転の決勝ゴールを決めたFWレンテリーアを囲んで喜びを爆発させるインテルナシオナウの選手たち。


コッパ・リベルタドーレス 2006 決勝トーナメント1回戦 1st.Leg (27/04/2006)
ナシオナル・モンテビデオ 1-2 インテルナシオナウ
ホルヘ・バーバ GK クレーメル
ディエーゴ・ハウメ
マウリシオ・ビクトリーノ
イグナシオ・パージャス
ロドリーゴ・バスケス
( ルイス・スアーレス )
DF ボリーバル
エジーニョ
ファビアーノ・エウレル
エウデル・グランジャ
マルコ・バンシーニ
ホルヘ・ブリーテス
アグスティン・ビアーナ
( ホルヘ・マルティネス )
ファン・アルビン
MF ファビーニョ
アレックス
( エジグレ )
ジョルジ・ワグネール
アドリアーノ
( ミシェウ )
アンドレス・マルケス
( カルロス・フアーレス )
ゴンサーロ・カストロ
FW フェルナンドン
ハファエウ・ソービス
( レンテリーア )
マルコ・バンシーニ 29 ゴール 45 ジョルジ・ワグネール
63 レンテリーア
ディエーゴ・ハウメ
イグナシオ・パージャス
ホルヘ・ブリーテス
イエロー
カード
クレーメル
レッド
カード
エジグレ
レンテリーア
マルティン・ラサルテ 監督 アベウ・ブラーガ
主審; オスカル・ルイス ( コロンビア )
スタジアム; エスターディオ・センテナーリオ ( モンテビデオ )
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