Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 波状攻撃で大勝したインテルナシオナウ、グループ1位で決勝トーナメントへ。
グループ6 第6節 インテルナシオナウ 4-0 ウニオン・マラカイーボ
コッパ・リベルタドーレスは、4月18日にグループ6の第6節が行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われた インテルナシオナウ×ウニオン・マラカイーボ は、終盤に3点をあげて試合を決めたインテルナシオナウが勝利。グループ1位で決勝トーナメント進出を確定させた。 終わってみればインテルナシオナウのワンサイドゲームといえる内容だった。序盤は互いに攻撃に重点をおかない慎重な立ち上がりをみせ、チャンスといえるチャンスも少なかった。均衡を破ったのはMFアドリアーノの右足だった。ゴール前にあがったボールがこぼれたところをボレーでゴールに沈めてインテルナシオナウが先制。得点が入って試合は動くかに思われたが、試合は再び落ち着いた。 後半、DFボリーバルの好守備で52分の危機を脱したインテルナシオナウだったが、依然攻めあぐねていた。見かねたアベウ・ブラーガ監督は、FWレンテリーアとFWミシェウを投入。前線にメスを入れた。これが終盤のゴールラッシュの契機となった。77分にセットプレイからDFボリーバルのゴールで2点目を奪うと、83分にはゴール前に詰めたFWミシェウが、さらに85分には右からのクロスをFWレンテリーアが合わせて、立て続けにゴールを奪ってみせた。アベウ・ブラーガ監督の采配が見事に当たって生まれた 4-0 だった。 インテルナシオナウにとっては後半途中まで苦しい内容ではあったが、最終的には余裕の大勝といえる結果でグループリーグを終えることに成功した。そして、ミランやインテルも狙っているらしい点取り屋のFWハファエウ・ソービスもようやくケガから戦列に復帰している。ハファエウ・ソービスはまだ万全の状態でなく、途中で退くことが多いが、彼が本調子を取り戻せばチームの攻撃力は今以上にアップするのは間違いない。決勝トーナメントでは今まで以上に強いクラブとぶつかるが、100%の力を発揮できれば今季のインテルナシオナウなら良いところまでいけるかもしれない。 グループ6のもうひとつ「プーマスUNAM×ナシオナル・モンテビデオ」は、ナシオナル・モンテビデオが敵地で引き分けて勝ち点1を積み上げた。この結果、敗れたウニオン・マラカイーボに代わってグループ2位を確定させた。グループ6からは、1位インテルナシオナウと2位ナシオナル・モンテビデオの勝ち上がりが決まった。 写真; 83分に3点目のゴールを決めたFWミシェウ ( インテルナシオナウ ) 。
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