Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 快勝、そして首位…。コリンチャンス、激戦のグループ4を1位で通過!
グループ4 第6節 コリンチャンス 3-0 デポルティーボ・カリ
コッパ・リベルタドーレスは、4月19日にグループ4の第6節が行われた。ブラジルはサンパウロのパカエンブーで行われた コリンチャンス×デポルティーボ・カリ は、FWカルロス・テベスらのゴールでコリンチャンスが3点を奪い快勝した。これでコリンチャンスはグループ首位で決勝トーナメント進出を果たした。 試合は、コリンチャンスが最後まで主導権を握り続けた。開始からテベス&ニウマールの2トップでゴール前に攻め込むと、5分にセットプレイからDFマルクス・ビニシウスのヘディングでコリンチャンスが先制。勢いに乗ったコリンチャンスは16分に訪れた失点の危機を回避すると、27分にはDFフーベンス・ジュニオールの左からのクロスにFWカルロス・テベスが合わせて 2-0 とリードを広げた。後半は少し落ち着いたが、ボールは絶えずコリンチャンスが支配。80分にはDFコエーリョのクロスを受けたFWニウマールが力強く蹴りこみ、勝利を決定づけた。 確実に決勝トーナメント進出を果たすために、コリンチャンスに必要だったのは勝利だった。当初は他を圧倒する厚い選手層でグループ1位は確実と思われていたが、蓋を開ければ思いのほか苦戦を強いられた。第3節ティグレス戦での敗北でアントーニオ・ロペス監督が辞任するなど内部事情もよろしくなく、サンパウロ州選手権では早々と優勝戦線から脱落。さらにはブラジレイロンの開幕でもつまづいた。MSI に対するコリンチャーノの批判が高まっていることも踏まえると、グループ1位で決勝トーナメント進出を果たした意味は大きい。これを機に、空中分解しかけたチームをまとめることができるかが今後の焦点となりそうである。 グループ4のもうひとつ、ティグレスUANL×ウニベルシダー・デ・カトーリカは、ティグレスが勝利をおさめ、勝ち点10でウニベルシダー・デ・カトーリカと並び、得失点差わずか1上回ったティグレスが逆転で2位に滑り込んだ。混戦だったグループ4からは、1位コリンチャンスと2位ティグレスの勝ち上がりが決まった。
写真右上; 27分、追加点となるゴールを決めて右手をかかげるFWカルロス・テベス ( コリンチャンス ) 。
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