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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

土壇場で起きた奇跡。ニューウェルス、得失点差で勝り決勝トーナメント進出!
グループ3 第6節 ニューウェルス 2-0 テ・ストロンヘス

 コッパ・リベルタドーレスは、4月18日にグループ3の第6節が行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのエスターディオ・エル・コロッソで行われた ニューウェルス×テ・ストロンヘス は、2-0 でニューウェルスが勝利をおさめた。同時刻に行われた試合で引き分けたグループ2位のウニオン・エスパニョーラと勝ち点8で並んだニューウェルスは、得失点差で2上回っていたため逆転でグループ2位を決めるという奇跡を起こした。

 勝利への意欲ではニューウェルスが優っていた。試合は開始早々に動いた。6分にコーナーキックのチャンスを得たニューウェルスは、ゴール前でクリアされたボールをMFフェルナンド・ベジュッチが後方で拾ってすぐさま前線にロングボールを供給。これを、先のコーナーキックでゴール前に残っていたDFアリエル・サパータが頭でねじこんで先制した。その後相手の反撃をくいとめながら追加点を窺い続けたニューウェルスは、54分に欲しかった追加点を奪った。ドリブルで前線に上がったFWアリエル・オルテガ ( 元アルゼンチン代表 ) が、最終ラインのわずかな隙間を狙ってスルーパスを出した。これにFWダミアン・ステイネルが右足で合わせてゴールネットを揺らす。2-0 となったあとは試合が動かず、ニューウェルスが勝利した。2点を奪われた直後のテ・ストロンヘスからは戦う気力が消え失せていた。

 ニューウェルスにとって、この勝利は奇跡ではなかったが、グループで2位に上がったのは奇跡だった。第5節終了時で勝ち点5と最下位だった彼らには、この日勝つだけでなく2位だったウニオン・エスパニョーラが引き分けるか負けなければ、ニューウェルスに可能性はない状況にあった。そのウニオン・エスパニョーラが 0-0 でゴイアスと引き分けた。それらがニューウェルスの逆転2位を実現させたのであった。舞い降りた幸運を、ニューウェルスは決勝トーナメントでも生かすことができるか。

 これでグループ3からは1位ゴイアスと2位ニューウェルスが決勝トーナメントに進出することになった。

 写真; 54分に2点目を奪ったFWダミアン・ステイネルに駆け寄り喜ぶニューウェルスの選手たち。


コッパ・リベルタドーレス 2006 グループ3 第6節 (18/04/2006)
ニューウェルス 2-0 テ・ストロンヘス
フスト・ビージャル GK エーベル・カバジェーロ
ディエーゴ・ガビラン
ガストン・アギーレ
アリエル・サパータ
( ウーゴ・コラーセ )
クラウディオ・ウサイン
DF サンドロ・コエーリョ
セルヒオ・ハウレーキ
アレハンドロ・メーナ
ペドロ・ロカバード
フェルナンド・ベジュッチ
アドリアン・ペラルタ
ヘルマン・レー
マウロ・セーハス
( グスターボ・ローダス )
MF ウィルデル・アレバーロ
ルイス・クリスタルド
ロナルド・グティエレス
( エディソン・センテーノ )
サチャリー・フローレス
( ハイメ・カルドーソ )
アリエル・オルテガ
ダミアン・ステイネル
FW リーデル・パス
ディエーゴ・カブレーラ
( アドリアン・クエージャル )
アリエル・サパータ 06
ダミアン・ステイネル 54
ゴール
グスターボ・ローダス
ウーゴ・コラーセ
イエロー
カード
ウィルデル・アレバーロ
ルイス・クリスタルド
ネリ・プンピード 監督 ビクトール・バリエントス
主審; カルロス・トーレス ( パラグアイ )
スタジアム; エスターディオ・エル・コロッソ ( ブエノスアイレス )
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