Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 敵地で先行逃げ切り。パウメイラスの決勝トーナメント進出が確定。
グループ7 第5節 アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン 1-2 パウメイラス
コッパ・リベルタドーレスは、4月4日にグループ7の第5節が行われた。コロンビアはメデジンのエスターディオ・アタナッシオ・ジラルドーで行われた アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン×パウメイラス は、MFコヘーアらのゴールで序盤に2点を奪ったパウメイラスがそのまま逃げ切った。この結果勝ち点を9に伸ばしたパウメイラスは、3位ロサーリオ・セントラルとの勝ち点差を4に広げ、最終節を待たずしてグループリーグ突破を決めた。 試合は、開始から積極的に攻撃をしかけたパウメイラスのペースで始まり、12分にペナルティエリア内でMFコヘーアがシュートをを決めて先制。混乱する相手守備陣につけこんで、24分にはDFレオナルド・シウバが、MFコヘーアのフリーキックに頭で合わせてパウメイラスが2点目を奪った。劣勢に立たされたアトレティコ・ナシオナルは、34分にFWアリスティサーバルが最終ラインの裏へ抜け出すもGKセルジオの果敢な飛び出しに阻まれ、56分にはMFアルド・ラミレスが強烈なシュートを放ったがこれもまたGKセルジオに止められるなどしてゴールを割ることができず。試合終了の直前にDFカルロス・ディアスのゴールで1点を返すのが精一杯だった。 グループ首位に立っていたアトレティコ・ナシオナル・デ・メデジンは、ほぼベストの布陣で臨みながら序盤の失点でリズムを崩したのがそのまま結果に表れた。何度か訪れた決定機も相手キーパーに遮られるなど、ホームで戦いながら最後まで主導権を握れなかった。この結果、パウメイラスに首位の座を明け渡したアトレティコ・ナシオナルは2位に転落し、下位の2チームとも勝ち点差2に詰められた。彼らがグループリーグを突破するか否かは、次の最終節に持ち越された。 対するパウメイラスは前半に勝負をかけて見事に先制。そのままリードを守りきる"先行逃げ切り"に成功した。この勝利でグループリーグ突破を決めたパウメイラス。サンパウロ州選手権では優勝の可能性が消え、チーム内部ではFWエジムンドが不満をもらすなどごたごたが続く彼らにとって、リベルタドーレスで結果を残すことは非常に重要だ。決勝トーナメントでサンパウロに敗れた昨年の雪辱を晴らすべく、今季のパウメイラスはさらに上を目指す。 写真; 24分、MFコヘーアのクロスにピンポイントで合わせてゴールを決めたDFレオナルド・シウバ ( パウメイラス / 写真右 ) 。左はFWマルシーニョ。
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