Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 瀬戸際のティグレス、引き分けてグループリーグ突破に望みをつなぐ。
グループ4 第5節 デポルティーボ・カリ 2-2 ティグレスUANL
コッパ・リベルタドーレスは、4月12日にグループ4の第5節が行われた。コロンビアはカリのエスターディオ・パスカル・ゲレーロで行われた デポルティーボ・カリ×ティグレスUANL は、互いに2点を取りあって引き分けた。ティグレスはかろうじてグループリーグ敗退の危険から逃れたが、次の最終節で勝利し、かつコリンチャンスが敗れなければ決勝トーナメントに進出できない"他力本願"の状態からは抜け出せなかった。 試合は、絶対に勝利が必要なティグレスが攻め、16分にMFシフト・ペラールタが相手からボールを奪うとFWワルテル・ガイタンにつなぎ、最後はFWセバスティアン・ゴンサーレスが左足でゴールを決めて先制する。ところが、デポルティーボ・カリは40分にMFアルバーロ・ドミンゲスのスルーパスを受けたFWグスターボ・モリニーゴが同点ゴールを叩きこんだ。後半、ティグレスはFWセバスティアン・ゴンサーレスの左足で再びリードを奪うも、その4分後に失点を喫して 2-2 。スコアボードはその後動かず、ティグレスは善戦したが勝つことができなかった。 すでにグループリーグ敗退が決まっているデポルティーボ・カリは、前節までで4戦4敗。勝ち点0だった。最終節が敵地でのコリンチャンス戦のためここで勝ち点を期待することはできない。悪夢の6戦全敗だけは避けんとした彼らは、この日の試合に全力を注いだのであった。どうにか引き分けて勝ち点1を獲得できたが、近年力のあるチームとして知られてきた強豪がここまで墜ちたことは悲しい。移籍したFWウーゴ・ローダジェッガの穴を埋めることは、最後までできなかった。 対するティグレスUANLは、負ければグループリーグ敗退が決まるこの試合で引き分け、首の皮一枚で踏みとどまった。コリンチャンスとの勝ち点は3あり、得失点差はコリンチャンスと同じ1。しかし、総得点ではコリンチャンスを4上回っている。次の最終節にホームでウニベルシダー・デ・カトーリカを破ることが絶対条件のティグレスは、同時刻に行われる試合でコリンチャンスが敗れなければ、グループリーグ突破の道は絶たれてしまう。準々決勝まで進んだ昨年のような勢いは見られず、依然苦しい状況にある。 写真; デポルティーボ・カリは決死の思いで勝ち点1をもぎとった。ティグレスは勝てず、苦しい立場に。
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