Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 こちらはカーサで先行逃げ切り。パウリスタ、リーベル相手に大金星!
グループ8 第4節 パウリスタ 2-1 リーベル・プレート
コッパ・リベルタドーレスは、4月5日にグループ8の第4節が行われた。ブラジルはサンパウロ州ジュンジアイのエスタジオ・ジャイミ・シントラで行われた パウリスタ×リーベル・プレート は、序盤に2点を奪ったパウリスタが試合を優位に進め 2-1 で勝利した。前節大敗した強豪リーベルとの対決を制し、晩夏の夜のジュンジアイはお祭り騒ぎとなった。 試合は、パウリスタが最初からエンジン全開で攻撃をしかけ、6分にMFアマラウの直接フリーキックが決まり先制すると、17分にはMFジャイウソンがゴール左側の角度のないところからシュートを決め、立て続けに2点を奪った。0-2 とされたリーベルは、直後の18分に速攻からMFハイロ・パティーニョがミドルシュートを放った。GKハファエウはボールに反応したが足をすべらせてシュートを防ぎきれず、リーベルが1点を返した。2-1 とパウリスタのリードで迎えた後半、リーベルは交代枠3人を使っての積極策に出たが、疲れのたまっている選手たちのプレイには覇気がなく。そのままパウリスタが勝利を飾った。 パウリスタは、昨年勢いでコッパ・ド・ブラジルを制したため現在リベルタドーレスに出場しているが、強豪でもなければブラジレイロンでも1部ではない、きわめて小さなクラブである。とてもじゃないが、リベルタドーレスを戦い抜くだけの力は持ち合わせていない。1-4 とリーベルに弄ばれた前節の結果を以て、彼らの戦いは終わった。誰もがそう思ったが、なんと今節そのリーベルから勝ち点3をもぎとった。グループリーグは2節を残しており、パウリスタにも決勝トーナメント進出の可能性が出てきた。その夜、ジュンジアイの街がお祭り騒ぎとなったことは補足までに記しておく。 一方のリーベル・プレートにとってこの負けはしゃれにならない。前節大勝しておきながら、この日はあと1点が遠く惜敗した。相手をナメてかかり、主力を温存したことが裏目に出てしまった。久々の 4-4-2 が機能せず、頼みのFWダニエル・モンテネグロも沈黙。この結果、勝ち点6のままリーベルは2位と動かず、3位パウリスタとも勝ち点差1に詰め寄られた。グループ8では明らかに実力が抜きんでていると思われていたリーベルだが、思いのほか苦戦している。残り2節もこの日同様相手をナメてかかるようだと、グループリーグ突破は難しくなる。 写真; 強豪リーベルを破り、手を天にかざして喜びを表現するヘーベルとデーマのセンターバックコンビ ( パウリスタ ) 。
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