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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

怒りのおさまらないエメルソン・レオン

 エメルソン・レオンの怒りは相当なものだった。先のリベルタドーレス ( 対セロ・ポルテーニョ戦 ) で乱闘のとばっちりを喰らったエメルソン・レオン監督 ( パウメイラス ) が、大乱闘が起こった原因のひとつに主審の対応を挙げて猛烈に批判している。

 エメルソン・レオンは「乱闘を起こしたのは選手同士だが、まずドウグラスへのレッドカードは不当だ。先に手を出した…というよりも足を出したのが相手だ。そもそもスパイクを履いた足で跳び蹴りを食らわすのは明らかに常軌を逸している。退場処分はカルロス・バエスだけで充分だったはずだ」と述べた。
 さらに彼はこう続けた。「選手同士のいがみ合いをとがめることができなかったあの主審はレベルが低い。職務怠慢と言ってもいいだろう。そもそも選手を仕切るだけの権威もないヤツが主審などするべきではない」

 エメルソン・レオンはこのときの乱闘で相手選手に殴られそうになったことにも言及。強い憤りを感じたようで、近々セロ・ポルテーニョに慰謝料を要求するとともに、主審を務めたマルセーロ・レネー・オルトゥーベ氏を告訴することも考えているという。
 「ブラジルで最もダメな監督」という不名誉なランキングで1位に輝いたエメルソン・レオンの怒りは、当分おさまりそうにない。

2006年4月16日
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