Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 昨年の因縁そのままに。決勝トーナメント1回戦は波乱含み。
決勝トーナメントの対戦カードが決定。
2006年のコッパ・リベルタドーレスは4月20日を以て全8グループのリーグ戦が終了。各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出した。4月26日から始まる決勝トーナメント1回戦の対戦カードも同時に決まった。早くも面白い試合が見られそうだ。 グループリーグを突破した16チーム中、アルゼンチンから4チーム ( ベレス、リーベル、エストゥディアンテス、ニューウェルス ) 、ブラジルからは5チーム ( サンパウロ、パウメイラス、コリンチャンス、ゴイアス、インテルナシオナウ ) と、アルゼンチン+ブラジル=9チームが占めている。特定の国からこれだけの数のクラブが勝ち上がれば、同国同士の対決もあって当然である。 ここでは「ニューウェルス×ベレス」、「パウメイラス×サンパウロ」と同胞対決が2つも生まれた。後者に関しては、昨年のリベルタドーレスで決勝トーナメント1回戦で当たったときと全く同じカードである。昨年敗れ去ったパウメイラスのリベンジは成るのか。はたまた、連覇を狙うサンパウロが勝ち上がるのか。2年連続となる "クラシコ・パウリスタ" は必見だ。 そして、昨年と同じカードがもうひとつ実現した。「リーベル・プレート×コリンチャンス」だ。こちらは昨年のコッパ・スダメリカーナの決勝トーナメント1回戦と全く同じ対戦カードになる。昨年はコリンチャンスが歓喜を得たこのカード。リーベルの巻き返しにリーベルプラテンセは大きな期待を寄せているに違いない。またこのカードは、MFハビエル・マスチェラーノ ( アルゼンチン代表 ) の古巣対決としても楽しめることだろう。 昨年あいまみえたクラブが再びぶつかる試合が2つ。そして普段から国内リーグであたる顔合わせもまた2つ。昨年 ( あるいは今年 ) の因縁が少なからず絡む対戦カードが注目されることは言うまでもない。 他にも「ナシオナル・モンテビデオ×インテルナシオナウ」の Nacional 対決に、「リーガ・デ・キト×アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジン」など、ここで当たるのがもったいないと思えるカードが目白押しだ。また、どの対決も実力が拮抗しているため、予期せぬ波乱が起こりうる可能性も充分ある。 1st.Leg は4月26日に、2nd.Leg は5月3日にそれぞれ行われる。間違いなく、グループリーグ以上の高水準で試合は展開されるに違いない決勝トーナメント1回戦。南米最高峰の真剣勝負を見逃すな。 Juego del torneo 〜決勝トーナメント1回戦〜
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