Campeonato Mineiro 2006 -ミナス・ジェライス州選手権- 虎の子の1点を守りきったクルゼイロ。下馬評通り州選手権連覇!
決勝 2nd.Leg イパチンガ 0-1 クルゼイロ
ミナス・ジェライス州選手権は、4月2日に決勝 2nd.Leg が行われた。イパチンガのエスタジオ・イパチンゴンで行われた イパチンガ×クルゼイロ は、MFワグネールのあげたゴールを最後まで守ったクルゼイロが 1-0 で勝利をおさめた。この結果、2試合合計 2-1 でクルゼイロが州選手権の王者に君臨した。 試合は、FWジオバンニ・エウベルのシュートでクルゼイロが攻撃の口火を切ると、イパチンガも15分にFWカマンドゥーカイアがドリブルでタテに切れ込むなど、一進一退の攻防が繰り広げられた。時間の経過とともにボールを支配していったクルゼイロは、FWエウベルを軸に攻撃を活性化。そしてそれは前半ロスタイムに実った。MFファービオ・サントスがボールを左サイドに散らすと、そこにDFジュリオ・セーザルがオーバーラップ。そしてゴール前に入ったクロスにFWエウベルが合わせた。ボールはクロスバーに跳ね返されたがリバウンドをMFワグネールが詰めた。クルゼイロは良い時間帯に先制点を決めて前半を終えることができた。 後半、1点を追いかけるイパチンガは開始から攻勢に出ると、MFワウテール・ミニョーカやFWカマンドゥーカイアらがシュートを放つなど、意地を見せた。守勢にまわったクルゼイロは、カウンターに終始した。89分にはFWアレッサンドロが決定的なチャンスでシュートを外すなどしてリードを広げられず、最後まで同点の危機に冷や冷やしながら戦っていた。タイムアップの瞬間、イパチンガのサポーターがブーイングを浴びせる中、歓喜に酔うクルゼイロの選手たちの姿がそこにあった。 クルゼイロは、2003年から数えて今季で4年連続のファイナリストと、近年の州選手権では絶対的な強さを誇っている。そして優勝もそのうち3度。今季の優勝は昨年に続いての連覇となった。今季開幕前のFWアラウージョ ( 元ガンバ大阪 ) 、FWジウ ( 前東京ヴェルディ1969 / 元コリンチャンス ) 、FWジオバンニ・エウベル ( 元バイエルン・ミュンヘン ) といった大型補強も、結果的には成功したと言えるだろう。シーズンの最中、コリンチャンス行きが噂されるなどその去就が注目されていたパウロ・セーザル・グスモン監督も残留を決意した。クルゼイロの状態はきわめて良好である。あとはFWアラウージョの回復を待ちながら、全国選手権を戦い続けるだけだ。
写真右上; 前半ロスタイムに値千金のゴールを決め、大喜びのMFワグネール ( クルゼイロ / 写真右 ) 。左は昨年東京ヴェルディでプレイしていたFWジウ。
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