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Campeonato Carioca 2006 -リオ・デ・ジャネイロ州選手権-

同州ビッグ4の面目を保ったボタフォゴ。ドドーの2ゴールで頂点に君臨!
前後期統一王者決定戦 2nd.Leg マドゥレイラ 1-3 ボタフォゴ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権は、4月9日に前後期統一王者決定戦の 2nd.Leg が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた マドゥレイラ ( 後期王者 ) ×ボタフォゴ ( 前期王者 ) は、元大分トリニータのFWドドーが2点を奪う活躍でボタフォゴを勝利へと導いた。この結果、ボタフォゴは2試合合計 5-1 とマドゥレイラを圧倒してリオ州の頂点に君臨した。

 試合は、1st.Leg での結果がそのまま両者のモチベーションに直結した。序盤からテンポよくボールをまわしたボタフォゴは、18分にFWドドーのシュートが決まって先制。28分に失点の危機を脱すると、前半終了間際にはFWヘイナウドがクロスバー直撃の鋭いシュートを放つなどして相手を圧倒した。後半に入ってもボタフォゴのペースは崩れぬまま、50分にFWヘイナウドのパスを受けたMFゼ・ホベルトがペナルティエリア内に侵入してシュート。これはGKヘナンが反応してボールを弾いたが、ゴール前に詰めていたFWドドーが押し込んで 2-0 と試合を決定づけた。
 マドゥレイラは57分にFWファービオ・ジュニオールが3人をかわしての鮮やかなゴールで1点を返したが、彼らの反撃もここまで。81分にはFWヘイナウドがダメ押しの3点目を叩きこんで、ボタフォゴの勝利を確定させた。

 後期リオ杯で優勝したマドゥレイラにとって 1st.Leg の 0-2 という結果はあまりに荷が重すぎた。勝つためには2点差以上で勝ってPK戦に持ち込む手段しかなかったのだが、早い時間帯での失点によって彼らの優勝の条件は「3点差」とさらにハードルが上がってしまった。試合開始から低かったモチベーションは失点によってさらに低下し、もはやマドゥレイラに優勝の可能性を見出すことはできない状態だった。しかし、頂点にこそ立てなかったが、後期リオ杯で優勝したことは高く評価されていいはずだ。彼らには胸を張って今後も強くなってもらいたい。

 一方、前期グアナバーラ杯で優勝したボタフォゴは、余裕の完勝だった。後期リオ杯ではチームの士気が上がらぬままグループリーグで敗退したが、それもこの日の勝利で完全に払拭されたに違いない。敏腕ペリクレス・シャムスカ監督 ( 現大分トリニータ監督 ) の就任によって昨年生き返った名門は、今季もシャムスカ流を継承している。当然、昨年シャムスカの下でプレイしたFWドドーの存在も無視することはできない。今季元気のないフルミネンセ、バスコ、フラメンゴといったライバルを尻目に栄冠を手にしたボタフォゴは、リオ・デ・ジャネイロ州ビッグ4の面目を保つことに成功した。来週開幕するブラジレイロンで躍進するボタフォゴの姿を拝むことはできるのか。

 写真右上; 後期王者マドゥレイラを破ってリオ州の頂点に君臨したボタフォゴ。
 写真左; チームの快勝に大盛り上がりのボタフォゴのサポーター集団。マラカナンのスタンドを華やかに彩った。
 写真右下; 18分に先制ゴールを決め、指を天にかざして喜びを表す元大分トリニータのFWドドー ( ボタフォゴ / 写真右 ) 。


リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2006 前後期統一王者決定戦 2nd.Leg (09/04/2006)
マドゥレイラ 1-3 ボタフォゴ
ヘナン GK ロペス
マルコス・ビニシウス
オジバン
パウロ・セーザル
パウロ・ホベルト
DF フイ
ハファエウ・マルケス
シェイジ
ビウ
( ジュニオール・セーザル )
ホベルト・ロペス
ジャイル
マイコン
( マルキーニョス )
アンドレ・リーマ
MF チアーゴ・シャビエル
( アタリーバ )
ジギーニョ
ジョニウソン
( グラウベル )
ゼ・ホベルト
ジョアン・ホドリーゴ
( ファービオ・ジュニオール )
ジョザファー
( ハファエウ )
FW ヘイナウド
ドドー
ファービオ・ジュニオール 57 ゴール 18 ドドー
50 ドドー
81 ヘイナウド
オジバン
パウロ・ホベルト
ホベルト・ロペス
アンドレ・リーマ
ジョザファー
イエロー
カード
シェイジ
ヘイナウド
ドドー
アウフレッド・サンパイオ 監督 カルロス・ホベルト
主審; ワグネール・タルデッリ
スタジアム; マラカナン ( リオ・デ・ジャネイロ )
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