Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 今年のフラメンゴはちょっと違う? 2節目にして今季初勝利!
第2節 フラメンゴ 3-1 ジュベントゥージ
2006年のブラジル全国選手権は、4月22〜23日に第2節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた フラメンゴ×ジュベントゥージ は、MFヘナットの先制弾を含む3点でフラメンゴが快勝。近年では珍しく、2節目にして早くも今季初勝利を飾った。 試合は、最後までフラメンゴのペースで進んだ。勝つつもりで序盤から攻勢に出たフラメンゴは、7分に先制。DFレオナルド・モウラのオーバーラップからゴール前で決定機をつくると、MFヘナットが角度のないところからシュートを突き刺した。願ってもない先制点で勢いづいたフラメンゴは、18分にMFジュニオールが巧みなフェイントからシュートに持ち込むなど、リズムをつくっていく。迎えた38分、後方からのDFフアンのパスに反応したFWジエーゴ・シウバが最終ラインの裏へ飛び出した。GKアンドレと1対1になったFWジエーゴ・シウバは、フェイントでキーパーを振り切って無人のゴールにボールを流し込んだ。前半で2点のリードを奪ったフラメンゴは試合を掌握。77分にも追加点をあげて相手の息の根を止めた。ジュベントゥージは後半ロスタイムに1点を返すのがやっとだった。 サンパウロに敗れた開幕節から1週間。フラメンゴは、第2節にして早くも初勝利をあげた。チームがまとまらないまま開幕を迎え、リーグ序盤で失敗するケースが近年のフラメンゴの"パターン"であるが、今年は何かが違う。若手主体のチームに生まれ変わって2年目。昨年の上積みから、選手同士の連携も日増しに向上してきたようである。FWフェリッピ・ガブリエウやFWルイゾンといった主力を欠きながらも3点を奪って快勝したフラメンゴ。チームがひとつにまとまっていることを感じさせる勝利だった。 この日を境にフラメンゴは蘇るのか。次節、フラメンゴはインテルナシオナウとのアウェー戦に挑む。彼らの真価はここで問われる。
写真右上; 7分に先制のゴールを決めたMFヘナット ( フラメンゴ ) を囲んで大喜びの一同。
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