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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

リーベル戦を前に景気付け。コリンチャンス、サンカエターノを一蹴。
第2節 コリンチャンス 3-0 サンカエターノ

 2006年のブラジル全国選手権は、4月22〜23日に第2節が行われた。サンパウロのパカエンブーで行われた コリンチャンス×サンカエターノ は、FWテベスのPKで先制したコリンチャンスが 3-0 で今季初勝利をあげた。

 互いに様子を見ながら始まった試合は17分に動く。FWニウマールがMFマシュエウに倒されてコリンチャンスがPKを得ると、これをFWカルロス・テベスが決めて先制した。22分にPKのチャンスが主審に流されるなど、サンカエターノに不利に働いたジャッジもあってか、試合の流れは自ずとコリンチャンスに傾いた。後半、コリンチャンスはMFヒカルジーニョがペナルティエリア左の角度のないところからシュートを決めて55分に追加点を決めると、88分には左サイドから崩して最後は途中出場のMFホージェルがゴールゲット。コリンチャンスが 3-0 で勝利をおさめた。

 先の開幕節で敗れていたコリンチャンスには、勝利が必要だった。4日後にリベルタドーレスのリーベル・プレート戦を控える中でも、アデマール・ブラーガ監督はこの試合にベストメンバーを揃えてきた。開幕連敗だけは避けたいとする悲壮感の表れだった。そんなチームの姿勢は選手たちにも浸透。1勝1敗の五分に戻し、暫定ながら最下位を脱出することができた。リーベル・プレートとの決戦を前に、景気付けとなるであろう勝利に、ファンはもちろん MSI のキア社長も安堵したようだ。

 GKシウビオ・ルイスをコリンチャンスに奪われたサンカエターノは、序盤で自滅した。開始早々、危険なスライディングでイエローカードを1枚もらっていたMFマシュエウが、17分にPKを献上する2度目のファウルでイエローカードをもらい退場処分になった。残り82分を1人少ない状況で戦わざるをえなくなった。こうなれば勝ち目はない。案の定、コリンチャンスに好き放題やられた。今季は昨年以上の苦戦を強いられるであろうサンカエターノ。シャムスカ時代の強さは、もう取り戻せないのか。

 写真右上; 55分にゴールを決め、チームメイトに抱えられるMFヒカルジーニョ ( コリンチャンス ) 。
 写真左下; スタンドに右手を掲げるMFヒカルジーニョ ( 写真左 ) は、横に映るFWカルロス・テベスとともに自陣へと戻る。


ブラジル全国選手権 2006 第2節 (22/04/2006)
コリンチャンス 3-0 サンカエターノ
シウビオ・ルイス GK ルイス
コエーリョ
( エドゥアルド・ハチーニョ )
ベトン
マルクス・ビニシウス
フーベンス・ジュニオール
DF アレッサンドロ
グスターボ
チアーゴ
クラウジオ
マルセーロ・マットス
ハビエル・マスチェラーノ
カルロス・アウベルト
( ヘナット )
ヒカルジーニョ
( ホージェル )
MF ゼ・ルイス
マシュエウ
プレット
( マルセリーニョ )
エウトン
( レアンドロ・リーマ )
カルロス・テベス
ニウマール
FW ファビアーノ・ガデーリャ
ウェウリントン・アモーリン
カルロス・テベス 18
ヒカルジーニョ 55
ホージェル 88
ゴール
マルクス・ビニシウス
カルロス・アウベルト
カルロス・テベス
イエロー
カード
グスターボ
クラウジオ
マルセリーニョ
ウェウリントン・アモーリン
レッド
カード
マシュエウ
アデマール・ブラーガ 監督 ネウシーニョ・バチスタ
主審; エウベッシオ・ゼシェット
スタジアム; パカエンブー ( サンパウロ )
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