Campeonato Gaucho 2006 -ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権- ポルト・アレグレの頂上決戦第一幕。睨み合いのままスコアレスドロー。
決勝 1st.Leg グレーミオ 0-0 インテルナシオナウ
ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権は、4月1日に決勝 1st.Leg が行われた。州都ポルト・アレグレのエスタジオ・オリンピコで行われた グレーミオ×インテルナシオナウ は、ゴールネットが揺れることなく 0-0 の引き分け。勝負は 2nd.Leg に持ち越された。 フルミネンセ×フラメンゴの「フル-フラ」同様、現地で「 Gre-Nal ( グレ-ナウ ) 」と呼ばれるこの試合は、互いに退場者1人を出した影響もあってか守備的な内容におさまった。開始当初から最終ラインの統率がとれていた両者は、ともに相手の攻撃を要所要所で寸断。最初の決定機は8分に訪れたが、FWヒカルジーニョ ( グレーミオ ) のシュートはGKクレーメルのはるか頭上を越えたものだった。12分、一悶着が起こる。DFファビアーノ・エウレルの執拗なプレスに業を煮やしたMFアレッサンドロが手を出し、ファビアーノ・エウレルもこれに応戦。喧嘩両成敗で両者が退場に処せられた。10対10になるとさらに守備的な展開が続き、試合は 0-0 で引き分けた。勝負の行方は、ベイラ・ヒオで行われる次節に持ち越しとなった。 ブラジル全国選手権の1部に1シーズンで返り咲いたグレーミオは、オリンピコの大観衆を背に積極的な攻撃を仕掛けるつもりでいた。だがMFアレッサンドロの退場で中盤の組み立てが困難になり、攻勢に出るプランが崩れてしまった。ブラジレイロンに弾みをつけるためにも、ここは勝っておきたかったはずだ。次節、絶対アウェイのベイラ・ヒオでグレーミオの逆襲はあるのか。 対するインテルナシオナウもまた、退場者が出たことで戦い方を変更した。こちらは最終ラインの1枚が消されたため、守備固めの選手交代に走った。幸い失点は防げたが、攻撃面では不満の残る内容だった。先取点が奪えないもどかしさを払拭すべく、アベウ・ブラーガ監督は70分に負傷明けのFWハファエウ・ソービス ( 元U-21ブラジル代表 ) を投入。そこから多少は攻撃にリズムも生まれたが、勝利には結びつかなかった。次節はホームにグレーミオを迎える。彼らは、ハファエウ・ソービスとフェルナンドンの強力2トップを以て勝利を狙う。 写真; ガウーショ伝統の一戦「 Gre-Nal ( グレ-ナウ ) 」は、両者ともに攻め手を欠き空中戦の多い試合になった。
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