Campeonato Carioca 2006 -リオ・デ・ジャネイロ州選手権- 名門の貫禄。ボタフォゴ、快勝で統一王者に王手。
前後期統一王者決定戦 1st.Leg ボタフォゴ 2-0 マドゥレイラ
リオ・デ・ジャネイロ州選手権は、4月2日に前後期統一王者決定戦の 1st.Leg が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた ボタフォゴ ( 前期王者 ) ×マドゥレイラ ( 後期王者 ) は、2トップそろい踏みのゴールでボタフォゴが勝利をおさめた。 試合は、ボタフォゴがボールをまわして序盤から攻め、マドゥレイラは堅い守備からカウンターという作戦をとった。8分、マドゥレイラはFWアンドレ・リーマのシュートが決まるも、主審がシュートの直前のファウルをとってゴールを取り消した。24分にはMFマイコンもシュートを放つなど、前半はややマドゥレイラに可能性を感じる内容だった。0-0 で迎えた後半もボタフォゴのペースで始まったが、57分に攻撃の要であるMFルッシオ・フラービオがひざを痛めてピッチを去り、ボタフォゴに不穏な空気が流れた。だが、その悪い流れをFWヘイナウドが断ち切った。66分、ペナルティエリア内で浮き球をボレーで叩きこみ、欲しかった先制点をボタフォゴが奪う。この1点で気をよくしたボタフォゴは、77分にもDFビウの左からのクロスにMFジョニウソンが飛びこんで 2-0 とし、勝負を決めた。 前期グアナバーラ杯で優勝したボタフォゴは、次節を優位に進められる結果で 1st.Leg を終えることができた。後期リオ杯では調子が上がらぬままグループリーグで敗退。ファンからも強いバッシングを受けていた。名門としての貫禄を保つためにも負けられなかったこの試合。2-0 の勝利には、大きな意味がある。負傷したMFルッシオ・フラービオが次の試合までに間に合えば言うことなしだ。 一方、後期リオ杯で優勝したマドゥレイラは、守備的に挑んだにも関わらず2失点とお寒い内容に終わった。MFマイコンやFWアンドレ・リーマを軸にカウンターで何度かチャンスをつくったが、いずれもゴールに結びつけることができなかった。次節は2点を追いかけなければならず、正直なところ厳しい戦いになるであろう。 写真; 得意のドリブルで右サイドを何度もタテに切り裂いたDFフイ ( ボタフォゴ / 写真左 ) 。
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