サントスの10番をつけているFWホドリーゴ・タバタ ( 日系三世 ) が、サンパウロとのクラシコを前に心境を語った。

　現在２位サンパウロと勝ち点差４の首位サントスは、サンパウロとの直接対決で引き分け以上で優勝が確定する。名将ムリシ・ハマーリョ率いる宿敵との対戦が、一筋縄でいかないことは世論やファンも承知しているようで、引き分けでも充分だとの声が多くあがっているという。

　だが、ホドリーゴ・タバタ自身は違った。この州選手権ではルシェンブルゴに気に入られ、スタメンで出場する機会の多い彼だが、後半途中になるとサブの選手と交代させられる試合が続いている。ホドリーゴ・タバタはサンパウロ戦で90分間出られることを臨み、さらにサントスの勝利を強く願った。
　「引き分けでも優勝できるから周りが引き分けでいいと言うのはわかるけどね。ぼくは勝って優勝したいと思ってる。間違ってもサンパウロに負けるなんてことは考えたくないし、できれば引き分けも考えたくない。ぼく自身もチームの優勝に貢献したいから、フル出場できればいいなと思ってるよ」

　ホドリーゴ・タバタの意気込みは、本物だ。