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Campeonato Gaucho 2006 〜ヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権〜

インテルの決勝敗退の原因はお給料?

 今季のヒオ・グランジ・ド・スウ州選手権の決勝で宿敵グレーミオに敗れたインテルナシオナウで、軽い内紛が起きていた。

 最初に主張したのはアベウ・ブラーガ監督。決勝 2nd.Leg でチームの連携がちぐはぐだった理由として「数名を除いたほとんどの選手は低賃金で働かされている。選手間における給料の格差が、低賃金の選手たちのやる気を損なわせている」と陳述。チームが優勝できなかったのは経営陣の責任だと説き、さらには高額所得の選手たちが本気を出していなかったとまで述べた。

 同監督のこの発言に異を唱えたのが、FWフェルナンドン。ブラジルのA代表候補とも言われている大型FWは、チーム内で最も高い給料をもらっており、一連の発言が自分に向けられた批判だととらえたようだ。「解釈は人それぞれだが、俺は気分を害した。給料の高い安いに関係なく、選手はみんな一生懸命がんばっている。練習も試合も真剣だ。俺の誤解であることを祈りたいが、そうでない場合は監督に謝罪を求める」と憤った。

 このごたごたはまもなくスクープされ、両者の間で和解が成立したそうだ。フェルナンドンの誤解だったようだが、そもそもの原因は、誤解を招く監督の「言い方」にあった。

2006年4月16日
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