Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 吠える総長シメオネ。3連勝のラシンにようやく復調の兆し。
後期 第17節 ラシン・クルブ 2-0 ティーロ・フェデラル
アルゼンチン1部リーグは、4月29〜30日に後期第17節が行われた。首都ブエノスアイレスのアベジャネーダ地区にあるエスターディオ・プテ・ペロンで行われた ラシン・クルブ×ティーロ・フェデラル は、DFカルロス・アラーノのゴールなどでラシンが勝利をおさめた。この勝利でラシンは3連勝を飾り、勝ち点を15まで伸ばした。 試合は、上り調子のラシンが90分間コントロールし続けた。立ち上がりは互いに中盤で細かくボールをつないで相手の様子をうかがっていた。27分にMFマキシミリアーノ・モラーレスのミドルシュートで最初の決定機をつくったラシンは、そこから徐々に相手陣内でボールをまわしはじめた。0-0 で折り返した後半の立ち上がりにラシンが均衡を破った。47分、PKを得たラシンはDFカルロス・アラーノがゴールネットを揺らして先制。リードを得て余裕の出てきたラシンは、85分に流れの中から途中出場のFWホセ・ビジャヌエーバが価値ある2点目をゲット。相手の戦意を奪って勝利した。 シメオネ監督の目指すパスサッカーがようやく形になってきたラシンは、シーズンも終盤になってようやく堅実に勝つことを覚えた。この日は相手に1本のシュートも許さない完璧な試合運びで、最後まで自分たちのリズムを保ち続けた。シメオネ監督も試合後の記者会見で笑顔を見せたりと、チームが上昇気流に乗っているのは間違いない。残された2試合でも着実に勝ち点を重ね、納得のいく形でシーズンを締めたいところである。 写真; 完璧な試合運びで3連勝を飾ったラシン・クルブ。元アルゼンチン代表MFのシメオネ監督はベンチから立ち上がって選手たちに檄を飛ばした。
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