Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 アグエロは今日も輝く。インデペンディエンテ、敵地で貴重な勝ち点3。
後期 第17節 オリンポ 0-2 インデペンディエンテ
アルゼンチン1部リーグは、4月29〜30日に後期第17節が行われた。バイアブランカのエスターディオ・カルミナッティで行われた オリンポ×インデペンディエンテ は、FWセルヒオ・アグエロのPKなどでインデペンディエンテが勝利を飾った。 試合は、オリンポが前半を、インデペンディエンテが後半をそれぞれ支配した。オリンポは序盤何度か決定機をつくったが、23分のFWエセキエル・マッジオーロのシュートはキーパー正面に、32分のFWデロルテのシュートもまたキーパーに弾き返され、ゴールを奪うことができず。対するインデペンディエンテは前半のワンチャンスをものにする。30分、カウンターからボールが左サイドに流れたところにMFエミリアーノ・アルメンテーロスが走りこんだ。角度のないところから放たれたシュートは、GKカルロス・ロアの手をすり抜けてゴールマウスに吸い込まれた。劣勢ながら1点リードで前半を折り返したインデペンディエンテは後半になると主導権を掌握。FWアグエロ、MFエンソ・ブルーノらを起点に畳みかけた。そして60分に獲得したPKをFWアグエロが落ち着いて決め、 2-0 でインデペンディエンテが勝利した。 オリンポは、苦手インデペンディエンテを前にホームで実力を発揮しきれなかった。マッジオーロ &デロルテの2トップは前半に訪れたチャンスをものにできず、後半はほとんど消えていた。点の奪えない苛立ちからラフプレイも連発し、両サイドバックに加えてGKロアまでもが退場。結果、前線を1枚さげてMFエステバン・カンビアッソ ( アルゼンチン代表 ) の実兄であるGKニコラス・カンビアッソを投入するハメになり、オリンポは自滅した。2部降格の可能性は限りなく低く、モチベーションを維持しにくいこの時期。最終節まで気を抜かずに戦ってもらいたい。 対するインデペンディエンテは、劣勢だった前半のワンチャンスをものにしたことで徐々に自分たちのペースでボールをまわせるようになった。後半はアグエロのゴール以外でも何度か決定的なシーンをつくった。インデペンディエンテは前期の勝ち点が32で、後期は23。リベルタドーレス出場枠獲得のボーダーラインとされる60まで、あと5に迫っている。残り2試合で連勝すれば可能性が膨らむインデペンディエンテ。最終節まで手を抜くわけにはいかない。 写真; 60分に決勝点となるPKを決めたFWセルヒオ・アグエロ ( インデペンディエンテ ) 。アトレティコ・マドリー行きの噂を今は封印して、リーグ戦に集中している。
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