Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 好調パレルモの一振り! ボカ、リーベルを抜いて単独首位に。
後期 第15節 ボカ・ジュニオールス 1-0 アルセナル
アルゼンチン1部リーグは、4月15〜16日に後期第15節が行われた。首都ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×アルセナル は、FWマルティン・パレルモのゴールでボカが勝利。ボカは、同日引き分けた首位のリーベルに代わって単独首位に躍り出た。 最初にチャンスをつくったアルセナルは、FWシルビオ・ゴンサーレスが単独で持ち込みシュートまでこぎつければ、数分後にはMFロドリーゴ・マンナーラがミドルシュートを放つなどしてボカを脅かした。対するボカはMFフェデリコ・インスーアを中心に攻撃を組み立てて何度かゴール前に攻め入ったが、最後の詰めが甘くゴールならず。前半は両チームともにゴールマウスを割ることができなかったが、試合は後半になって動いた。前半とはチームが変わったかのように動きに活気の出たボカは、MFインスーアを起点にワイドな攻撃を展開。そして73分、DFファン・クルポビエッサからのパスを受けたFWマルティン・パレルモが、相手一人をかわして右足を振りぬいた。ボールはゴールネットを揺らし、ボカは欲しかった先制点を奪取。このリードを最後まで守り、ボカは勝ち点3を手にした。 ボカには、リーベルにはないアドバンテージがある。今さら記すまでもないことだが、リベルタドーレスに参加していないため、ボカはリーグ戦のみに集中できるのである。結果、ときには主力を温存するリーベルとは違って、毎節ベストメンバーで試合に臨める。チームとしての調子に格差のない今、ボカとリーベルの"差"となりうるのは、上記のような点になろうか。しかし、この日は全員のコンディションが万全ではなかった。ゴールを決めたパレルモは、そんな中での勝利をとにかく喜んでいた。 写真; 73分に貴重なゴールを決め、スタンドのボケンセに向かって吠えるFWマルティン・パレルモ ( ボカ ) 。
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