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Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

アグエロ、MVP級の活躍で低調なチームに勝利をもたらす。
後期 第14節 ベレス・サルスフィエール 0-2 インデペンディエンテ

 アルゼンチン1部リーグは、4月8〜9日に後期第14節が行われた。首都ブエノスアイレスのエスターディオ・ホセ・アマルフィターニで行われた ベレス・サルスフィエール×インデペンディエンテ は、FWセルヒオ・アグエロの2ゴールでインデペンディエンテが勝利を飾った。

 試合は、FWセルヒオ・アグエロが左サイドから積極的にシュートを放つなど開始からインデペンディエンテが決定的なシーンをつくった。ベレスもまた15分前後に2度のシュートチャンスをつくって反撃に出たが、それ以外の時間は単調なボール回しに終始した。後半攻勢に出たインデペンディエンテは、DFエドゥアルド・ドミンゲスなどがサイドから積極的に崩すなどして相手を翻弄。0-0 のまま動かなかった試合は、やがてインデペンディエンテに有利に働いた。83分、前線でボールを受けたFWセルヒオ・アグエロがディフェンダー3人を振り切ってドリブル突破し、ペナルティエリア内のわずか左側からシュートを決めて先制。FWアグエロは87分にもペナルティエリアのほぼ中央でゴールを決めて試合を決定づけた。

 優勝を狙える位置につけているベレス・サルスフィエールは、思わぬ誤算で試合を崩された。前半途中に主力の2トップが揃って負傷で途中退場。さらにはDFファビアン・クベーロの累積警告による退場も重なって、主導権を相手に譲ってしまった。リベルタドーレスではすでにグループ1位を確定しているベレスにとって、今は"掛け持ち"の状態を免れてリーグ戦のみに集中できる束の間のひとときだ。現在のボカ、リーベル、ニューウェルスといった上位陣の好調さを考えれば、ベレスにとってこの敗戦は相当な痛手だ。

 一方のインデペンディエンテは、敗戦覚悟で臨んだ強豪との試合で貴重な勝ち点3を手に入れることに成功した。相手の主力の離脱にも助けられた感は否めないが、何はともあれFWセルヒオ・アグエロの活躍に尽きる。シュートらしいシュートも3本と冴えがなく、堅いベレスの守備陣を崩しきれないまま 0-0 で終わっていたかもしれない怠惰な試合内容を思えば、アグエロのあげた2点がどれほど価値のあるものだったかは、もはや記すまでもないだろう。

 写真; 終盤立て続けに2点を決めたFWセルヒオ・アグエロ ( インデペンディエンテ ) は、投げキッスでファンに応える。


アルゼンチン1部リーグ 2005-2006 後期 第14節 (08/04/2006)
ベレス・サルスフィエール 0-2 インデペンディエンテ
ガストン・セッサ GK オスカル・ウスターリ
ファビアン・クベーロ
エルナン・ペジェラーノ
マリアーノ・ウグレシッチ
マルセーロ・ブスタマンテ
DF ロルヒオ・アルバレス・ロッカ
マルセーロ・メンデス
ダビド・アブラーム
エドゥアルド・ドミンゲス
セルヒオ・セーナ
フランコ・ラッソッティ
パブロ・エスクデーロ
レアンドロ・グラシアン
MF マルティン・ファブロ
( エンソ・ブルーノ )
マリアーノ・エロン
ルーカス・ビーリア
エミリアーノ・アルメンテーロス
ルーカス・マルティン・カストロマン
( エマヌエル・フェルナンデス )
ローランド・サラーテ
( クラウディオ・エンリア )
FW セルヒオ・アグエロ
( ガストン・マーチン )
エドゥアルド・モントージャ
( オスバルド・ミランダ )
ゴール 82 セルヒオ・アグエロ
87 セルヒオ・アグエロ
ファビアン・クベーロ
ルーカス・マルティン・カストロマン
ガストン・セッサ
レアンドロ・グラシアン
イエロー
カード
エドゥアルド・ドミンゲス
ダビド・アブラーム
エドゥアルド・モントージャ
ファビアン・クベーロ レッド
カード
ミゲル・アンヘル・ルッソ 監督 フリオ・セーサル・ファルシオーニ
主審; オラッシオ・エリソンド
スタジアム; エスターディオ・ホセ・アマルフィターニ ( ブエノスアイレス )
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