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Seleccion de Argentina 〜アルゼンチン代表〜

アイマール、髄膜炎でW杯絶望か?

 現在スペイン1部のバレンシアで活躍するアルゼンチン代表のMFパブロ・アイマールが、髄膜炎 ( ずいまくえん ) と呼ばれる病気にかかっていることが判明。ただちに戦線を離脱したアイマールは、入院し安静することになった。この病気の今後の進展次第では、アイマールのドイツワールドカップ出場も危ぶまれるという。

 診断によれば、アイマールの髄膜炎は伝染性のものではないそうだが、しばらくの間は髄膜にこびりついたウイルスの除去に専念しなければならないとのこと。また、髄膜炎そのものは伝染せずとも、素のウイルスが風邪の菌として他人に感染することはありうるという。治療を怠ると最悪の場合、脳炎に発展するかもしれないこの病気。アイマールには、完治まで絶対安静が言い渡されたそうだ。

 6月までにこの病気の完治が完治しなかった場合、最悪アイマールのワールドカップ出場が不可能になるかもしれない。一日も早い髄膜炎の完治を祈るばかりだ。

2006年4月14日

▼ 髄膜炎

 髄膜とは、頭蓋骨と脳の間にある膜で、外的な衝撃から脳を守る役割を果たしている。その主成分には脳脊髄液という栄養を豊富に備えた液体があり、ここに外部からウイルスが入り込んだときに髄膜炎が発症する。
 中耳炎や副鼻腔炎といった脳に近い場所での炎症からウイルスが侵入することがほとんどだそうで、発症すると頭痛、めまい、吐き気などをもよおす。
 完治できない病気ではなく、細菌を殺すための抗生物質投与などで、治るとのこと。しかし、早期発見が遅れたり完治までの細かな治療を怠ると、脳炎が発症する可能性もあるという。脳炎が発症すると、完治は難しく、また日常生活に影響をきたすため、アイマールのようなスポーツ選手の場合は引退を強いられることになる。
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